「脚太い歴30年」すこしでも細くなりそうな方法をいくつも試しました。
きっと太い脚コンプレックスを持っている人なら、同じような経験をしているのではないでしょうか。
太いももと太いふくらはぎのことを忘れようとしても、頭から離れないじゃないですか。
だから、最初は脚を隠す洋服ばかり着て、人からなるべくわからないようにしていました。
これは積極的な努力とは言えないにしても、毎日脚が見えないようにと気遣ってばかり。
例えば学生服のスカートを足首まで長くして隠す
足首さえ隠したいと思って、高校のときは、長ーくて黒い学生スカートで隠し通しです。
当時はながーいスカートが流行っていて助かった~。
家でもぶかぶかのオーバーオール(胸あて付きのズボン)で過ごしていました。
(絵が下手だ~、太い脚に次ぐ二番目のコンプレックスです)
お風呂に入っているとき以外、脚はほとんど見えない状態です。
独身社会人時代も長ーいスカートで隠す
社会人になっても、丈の長いフレアースカートやプリーツスカートをはいて、脚の形がわからないものばかり着ていました。
仕事中も丈が足首まであるようなスカートをはいていたものです。
当然色は黒や紺、茶色ばかり。絶対に目立たないようにと、そればかり考えていました。
そんな姿をしていると、よけい脚を隠しているのがわかってしまうというのに、ねぇ。
脚を隠すことで、自分の悪い部分を見せないようにして、肩をすぼめて過ごしていました。
気分も落ち込み、性格も卑屈になっていました。
おしゃれをしたい20代は、地味で長いスカートしかはけない自分がすごくイヤでした。
隠すことで我慢して、卑屈になっている自分もイヤでした。
隠すだけでない方法も試してみた
だから脚を隠す以外の方法を、いろいろと調べて試してみるようになりました。
例えば、運動して細くなったらいいなと、「美しい脚になる」みたいな本を買い込んで、脚の脂肪をとる運動を毎日やってみました。
脚を前に上げたり後ろに上げたり、寝転んで脚を天井に向け、自転車こぎをするなんていう運動は、毎日15分もやっていました。
ほとんど毎日やっていたのに、なぜかちっとも効果が出てこなかったのです。
ヨガもやってみました。
ヨガ教室に通って、全身のバランスを整えて、それから「脚を細くする」ポーズをきめていくんです。
教室の月謝が当時8000円ほど。
もちろんヨガの関連本を何冊も読んで、下半身痩身に効果のありそうなヨガのポーズを研究しました。
ヨガ教室は3か月ほど続けたのです。
でも週に一回しか行ってませんし、ヨガでも効果は感じられず、結局やめてしまいました。
遺伝だからあきらめる?
やっぱり私の「太い脚」は遺伝だからしかたないか・・・と何度も思いました。
私のせいじゃないのは確かよ!なんて怒っていたものです。
それでも心の中では、ずっと脚を細くしたい!なんとかしたい!っていい方法を探していました。
そんなおり、女性向けの週刊誌などで見つけた美容器具の広告に目がとまりました。
美容器具でなら細くなるかと
ローラー式のものや、サウナ効果のある器具とかがのっていて、すぐに効果が出そうなものという広告で欲しくなってしまいました。
ある美容器具を通信販売で買いました。
家族に知られないように、包みは中身が分からないような包装にしてもらいました(当時は電話で頼んだんです)。
その美容器具が届いた日は、これで少しは細くなってくれる!という安ど感があったのを覚えています。
意気揚々と、毎夜毎夜太ももやふくらはぎの上を、ゴロゴロところがしていました。
その器具の名前は忘れましたが、あれはもしかしたら、脚やせ用のマッサージ器具として最初のものだったのかなと思います。
その脚やせ用の器具は、紺色のプラスチックの吸盤状のものが20個くらいついていて、両端に白いとってがついていました。
両のとってを持って、吸盤を脚にすいつかせるようにし、脚の上を転がすんです。
けっこう重くて、転がすだけでも脚にずっしりと重みがのしかかります。
今でいうとこんなタイプのものに進化しているみたいです。
これなら、片手で楽にできますよね。
私は細くしたい一心で、注意書きで10分と書いてある説明書を無視して、使用時間を超えて、ゴロゴロ、ゴロゴロ(吸盤が回転しながら吸い付くときゴロゴロと音をたてます)ころがし続けました。
それでも15分も転がしていると、ヒリヒリ、ヒリヒリ、ヒリヒリ・・・してくるんですよね。
でももっとやった方が細くなれる!と思ってあと1分、あと1分・・・
もうダメ、ヒリヒリヒリヒリ・・・
転がしたところの皮膚が、真っ赤っ赤!
日焼けの痛みと同じように、ヒリヒリ、ヒリヒリ!
脚中ヒリヒリ、ヒリヒリ、ヒリヒリ・・・
脚やせどころか、かえって膨らんできているようなぁあああ・・・
肌に何にもつけずに、プラスチック製の吸盤をこすりつけているようなものなので、今考えると肌に悪いに決まっています。
でもあの頃は、そんな美容器具が出始めだったので、まだ実験台にされていたのかもしれません。
太脚へのコンプレックスは誰にも言えないので、真っ赤になって痛くてしかたがなかったのですが、器具のことは相談さえ誰にもできませんでした。
その器具は使うたびに、肌が赤く痛くなるばかりなので、数日使ってはしばらくやめ、また使ってみてはやめを繰り返し、結局やめました。
赤くなって痛くても、それが効果があるってことじゃないかな?っと20代の若い私は思ったものでした。
でもそんな痛いもの、続けられません!
脚がちっとも細くならなかったことに怒りを覚え、ショックは大きかったです。
「脚を細くできる新兵器」みたいに思ってしまった私も私ですが、今思うとおバカな私です。
「脚太い歴30年」のあの頃の私の挑戦は続く・・・
- 第1話:「脚やせ成功物語・脚太歴30年涙の克服体験談を残しておきます」
- 第2話:「細い脚を夢みた10代20代」←今このページ
- 第3話:「脚やせマッサージ失敗編」
- 第4話:「元祖加圧着圧ストッキング時代の苦い思い出」
- 第5話:「細く見える脚への着こなしコーディネート奮戦記」
- 第6話:「脚やせ成功願望も薄れた子育て中」
- 第7話:「太さピークの40代前半のころのサイズ」
- 第8話:「寸胴オバサンでいくかそれとも」
- 第9話:「娘に浴びせかけられる暴言は続く」
- 第10話:「脚やせダイエット40代の体験」
- 第11話:「後ろ姿は30代後半を維持するために」
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