オメガ3(スリー)って聞いたことありますか?
美容だけでなく健康に注意している年代にも、関心が高い「オメガ3」。
アマニ油やえごま油に含まれるていて、オメガ3の効果は、中性脂肪や悪玉コレステロールを減らしてくれるすぐれものです。
つまり、動脈硬化の予防やコレステロールの増加による高血圧、心臓疾患を予防してくれる成分です。
オメガ3ってどういうもの?
オメガ3は、体の細胞を作るのに欠かせない「必須脂肪酸」の一つです。
でもそれは体内で作れないので食べ物から摂取しないといけないものなのです。
楽天のマー君の奥様の里田まいさんが、オメガ3を豊富に含むアマニ油を使った料理でマー君をサポートしていたということでも、知名度があがっています。
アマニ油は日本ではあまり知られていないのですが、欧米では広く普及しているそうです。
オメガ3の油でダイエット効果が
男女13人の人にアマニ油を毎日小さじ一杯とってもらい、2ヶ月続けてもらったところ・・・
「運動なし、食事制限なしで、平均中性脂肪36mgの減少とウエスト1.7センチの減少がみられた」
という実験もありました。
そこで、中性脂肪や悪玉コレステロールを減らしてくれるオメガ3を摂取する方法です!
オメガ3系油には何がある?
オメガ3を豊富に含む植物性の油には、他に「えごま油」、「インカインチ油」(ビタミンE入りで酸化しにくい)があります。
それから「くるみ」にもオメガ3が豊富なんですよ!
アマニ油の特徴と摂取法
オメガ3を最も多く含む油は「アマニ油」です。
油の6割がオメガ3なのです。一日小さじ1杯が摂取目安だそうです。
オメガ3系油の特徴
オメガ3系の油はとても酸化しやすいのが特徴です。
酸化すると、中性脂肪減少・悪玉コレステロール減少の効果がなくなってしまい、エネルギーとして消費されてしまいます。
光、温度、湿度によっても酸化が進むので、冷蔵庫に保管します。
料理に使うなら最後にかける
炒めるときに使うと酸化して生臭いにおいもでるので、料理の最後にかけるようにしていただきます。
たとえばパスタなら出来上がって皿に盛ってから、ポン酢にアマニ油をまぜてかけていただく、という具合です。
くるみからオメガ3を摂取する方法
専門家の井上浩義さん(慶應義塾大学 医学部 教授)が、詳しいくるみの摂取法を伝授。
貴重なアドバイスもありました。
くるみは全食品の中でもトップくらすのオメガ3含有量。
一日40グラムが体重50キロの人の摂取めやす(片手一杯くらい)量で、体によい影響があるとのこと。
カロリーは270キロカロリーなので多そうな感じもしますが、中性脂肪減少、悪玉コレステロール減少、アンチエイジング作用、子供の骨脳の発達を促すので、ぜひ摂取して欲しいとのこと。
クルミは砕いて利用
細かく砕いて(一ミリ以下)細胞壁をこわしやすくしておくことで、オメガ3の吸収率がアップします。
クルミに不足のたんぱく質を補うため、牛乳にまぜて飲むと栄養的にも抜群に。
トルコではくるみがたくさんとれることから、料理に頻繁にいれるそうです。
くるみ入りのスープ・ハンバーグの作り方の紹介がありました。
くるみそのものの風味も味も美味しいので女性好みの味になりそうですね。
くるみを砕いたら、酸化をふせぐためビニール袋にいれて、冷蔵庫で1~2日保管できます。
とにかく酸化させないよう気をつけます。
動物食品では、さばに多いオメガ3
動物性食品の中では、オメガ3はサバに豊富です。
DHAとかEPAとかがそうです。
オメガ3は体内でもすぐに酸化がすすんでしまい、酸化すると効果がなくなってしまうので、酸化させない食べ方が大切です。
さばと一緒にゴマまたは玄米といただくようにすると、セサミン・ビタミンEが先に酸素と結合するので、オメガ3の酸化を防げることがわかっています。
さばの料理の中でもとくにおすすめなのが、ゴマ焼き。すりゴマと調味料を混ぜて、軽く塩をふったさばに塗ってからグリルで焼きます。
オメガ3の理想的な食べ方
◆くるみ+牛乳又はヨーグルト又は肉
◆サバ+ゴマ又は玄米
こうして摂取するとオメガ3が体内で酸化せず、しっかり働いてくれるようになります。
井上浩義先生によると、くるみを40グラムくらい食べ続けると、検査数値には1ヶ月ほどで効果が出てくるそうですよ。
くるみを食べるときは、無塩のものにしましょう。
亜麻仁油(あまに油)170グラムの瓶で1000円程度だそうです。
オメガ3には抗炎症作用もあるそうで、医療の場でも研究がすすみ期待されています。
美味しく食べるための油から、健康増進の食べ方にこれから変わってきそうですね。
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