「9割の人が栄養不足で早死にする!」溝口徹著 さくら舎 を読んで。
ショッキングな題名に引かれて読むことに。
本の帯にも書いてあるのですが、健康の元はたんぱく質にあるようで、40代からの栄養はたんぱく質が基本です!
「カロリー過剰の現代は栄養が不足している」との溝口先生の指摘です。
40代からは肉食を中心に糖質を制限した食事をした方が良いよということの裏付けが、書かれている本です。
たんぱく質が最も重要なわけ
私たちの体の仕組みを知ると、たんぱく質の重要性がよく理解できるようになります。
私たちが生きているということは 体の各組織で、細胞が入れ替わりを続けていて、常に新しい体に生まれ変わっている からこそです。
体の中の小さな細胞は、一定の寿命を終えると必ず死んでいき、その代わりの細胞がまた必要になってきます。
見た目には全く変わらない体でも、細胞の入れ替わりが行われて、絶えず繰り返される細胞の破壊と合成、その営みが絶えず継続されることで、人としての命が維持されています。
この細胞の営みにかかせない栄養素が、タンパク質で、最も重要になります。
皮膚も髪も爪も細胞も すべてタンパク質 からできています。
食生活が豊かになり、カロリーの摂りすぎが肥満を招くと言われて久しいですが、カロリーの摂りすぎ ばかりでなく、タンパク質 の不足が、40代以降の栄養状態を悪くしていると言います。
これは男性も女性も同じこと。
糖質を減らすことが健康長寿につながる
そして40代以降、糖質を摂りすぎる生活が続くと、糖化の進んだ AGE物質(終末糖化産物)を作って、老化を進めることになります。
糖化を防ぐことが、健康で長生きする秘訣であるともおっしゃいます。
糖は必ずしも取らなくてはならない食品ではないそうで、 なるべく糖質を抑える食事をすることと 体に必要な タンパク質をこれまで以上に取るということが 40代からの栄養不足を 起こさない秘訣です。
色々な体の部位に老化現象が起きてくるのはやむを得ませんが、最新の栄養学を知ることは重要です。
新しい知識によって、今まで食べていた食事内容を見直すきっかけになります。
本「9割の人が栄養不足で早死にする!」の終わりの方には、疲れやすい、風邪をひきやすい、 居眠りが多くなった、食が細くなった、抜け毛が多くなった、膝が痛くなるなる、疲れ目老眼だ、というような様々な 年齢による衰えの悩みに対しての、元気を取り戻す栄養の取り方の指南があります。
栄養の取り方だけでこんなに症状が改善していくということを、知っていると 知らないでは、 年だからということで 終わってしまいそうですね 。
ますます老化していく体に鞭打つ必要はないみたいです。
大切な栄養素、どんな栄養素を今とるべきかということが、一番大切だと言う事のようです。
体に必要な栄養は、40代以降最も心して知っておかなければならない事なんですね。
(キラ子)
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