防災グッズで最低限必要なものは何でしょう。
防災のプロが選んだものを参考にそろえていけば安心、と思ったのですが、
本当にそれで自分の身を守れるのか、それはちゃんと考えないといけないですね。
まずは、防災のプロが選んだ「防災セット」の中身からみていきましょう。
防災士が選んだ「防災セット」
いざというとき、さっと持ち出せる「防災セット」は、すぐに取り出せるところに置いておきたいですね。
「防災セット」とは
非常時の断水・停電を想定して、持ち出し可能な状態で必要なグッズが揃ったセットです。
以前は「非常持ち出し袋」という巾着式の袋でしたが、現代はリュック型がほとんどです。
食料の確保できるまでの三日間の生活必需品を目安に、用意されています。
またその他に、避難中のストレスを緩和するためのものも含めてセット内容にされている場合もあります。
女性や高齢者でも持ち出し可能なタイプが増えています。
防災セットの中身
防災セットの中身は、必要最低限の食料・水・生活用品だけです。
あると便利というものを加えていくと、どんどん増えて持ち出しできないほどになってしまっては意味がありません。
そのため、軽量ですぐに使えるものを厳選しています。
具体的な一人暮らし用防災セットの中身
- 一人用35種類38点
- 防災士認定の防災士が作った三日間生き抜くための防災セット
まずはこの例から見てみますね。
ディフェンド フューチャー 防災士監修防災セット一人用 税込13800円・送料別の内容です。
ストレス緩和についても考えられているセット内容になっています。
撥水加工したリュック(置きやすく詰めやすく持ちやすい・一人用の場合セット内容を入れると3分の2くらいの隙間がある状態)
- ダイナモラジオライト
- 食料品
- 防災グッズ
- 衛生グッズ
- その他
詳しくみてみますね
1・ダイナモラジオライト
- USB 充電・手回し発電・乾電池対応
- モバイルバッテリー機能搭載
- FM・AM ラジオに対応
- LED 懐中電灯・緊急サイレンとして使用可能
2・食料品
- 5年保存水
- アルファ米
- 温めずにおいしい野菜カレー
- パワーブーストようかん
- 10リットルウォータータンク
3・防災グッズ
- エアーマット
- アルミブランケット
- ホイッスル
4・衛生グッズ
- 洗濯パック
- 5年保存ボディタオル
- シャンプー手袋
- 5年保存ウェットティッシュ
- 歯ブラシ
- 緊急セット
- 簡易トイレ3枚入り
- ポータブルウォシュレット
- 目隠しポンチョ
5・その他
- 防災マニュアル
- iD カード・内容品一覧
- 追加物チェックシート
グッズは自分でリュックに詰めることになっています。
自分で詰めることで、どこに何をいれたかが分かり、使い方や賞味期限などを確認することができる。
一人用を入れてもスペースがあるので、着替えや追加グッズを入れても大丈夫な大きさ。
5年間保証がついている。
どれを見ても、なるほど必要だわと思えるものばかり、やはりプロが選ぶものは参考になりますね。
[PR]防災のプロ 防災士ってどんな人?
防災グッズの監修に、「防災士」という人がかかわっていますが、いったいどんな人でしょうか。
「防災士」は、
”自助”“共助”“協働”を原則として、社会の様々な場で防災力を高める活動が期待され、 そのための十分な意識と一定の知識・技能を修得したことを日本防災士機構が認証した人です。
(認定特定非営利活動法人 日本防災士機構のHPより)
プロが選んだ防災セットは自分で考えるきっかけ
防災グッズに最低限何が必要なのかを、防災のプロが選んだ防災セットの内容を見て考えてみました。
避難所での生活は一度は考えておいた方がよいことです。
一人暮らしにせよ家族があるにせよ、まずは一人分の内容を確認してみるのが早道かと思います。
最低限の必要なものがセットになっているので、ここに自分のあと必要と思うものを継ぎ足していけばよいので、考えるのも楽です。
家族が二人でも、一人用のセットをそれぞれが持つと、負担は減るし動きも取りやすくなるかもしれません。
人により単独で追加を
両手があき急いで避難できるよう、荷物はリュック型で一つがベストでしょう。
持病がある、衛生用品にこだわりがある、食べ物の好みが、という人は、最低限を知ったうえで追加をして、一つにまとまるようにしたいですね。
防災グッズ・最低限必要なもの!まとめ
防災セットで最低限必要なものは、案外たくさんありますね。
災害の情報を集める危険を知る、そして安全な場所で身を守ってくださいね。
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災害備蓄品 リスト/食料と日用品リスト(厚労省のガイドラインで)
新型コロナウィルスの関係で、個人の備蓄品について考えてみました。
2020年4月に「緊急事態宣言」が出て、不要不急の外出自粛などが本格的に始まりました。
5月14日には、「39の県で解除されることになり、東京など残る8つの都道府県は、5月21日をめどに解除できるかどうか判断する」と表明されました。
この間、家庭での備蓄については特段話はでていませんでしたし、食料品・日用品が不足して困ることはありませんでした。
これは生産や物流に携わる方々のおかげと、とても感謝しています。
ただこの間、ちまたでは「備蓄は必要」という声もあります。
災害用に備蓄しているものがあるので、数日は大丈夫という気持ちがあるものの、先日山中 伸弥さん(京都大学iPS細胞研究所所長)が発言されていた内容の中で、
「新型インフルエンザのガイドラインが備蓄の参考になる」(厚生労働省)ということをおっしゃっていたので、読んでみました。
すると現在進行中の新コロナ対応ととても似ている、私たちが注意・自粛する内容とよく似ています。
そしてそこには、家庭でできる対策として、
- 備蓄の期間
- 家庭で推奨する備蓄品
について示されていたので、参考にしたいと思いました。
同じくウイルスによる感染という意味で、今回の新コロナ対応の参考にということで。
家庭での備蓄が必要な理由と期間
「新型インフルエンザのガイドライン」(厚生労働省)によると、
新型インフルエンザが海外で大流行した場合、様々な物資の輸入減少、停止が予想され、新型インフルエンザが国内で発生した場合、食料品・生活必需品等の流通、物流に影響が出ることも予想される。
そのため災害時のように最低限(2週間程度)の食料品・生活必需品等を備蓄しておくことが推奨される。
「備蓄の期間は2週間程度」とすすめられています。
そこで紹介されていた具体的な備蓄品です。
個人での備蓄品・食料品
食料品(長期間保存可能なもの)の例
- 米
- 乾麺類(そば、そうめん、ラーメン、うどん、パスタ等)
- 切り餅
- コーンフレーク・シリアル類
- 乾パン
- 各種調味料
- レトルト・フリーズドライ商品
- 冷凍食品(家庭での保存温度、停電に注意)
- インスタントラーメン・即席麺
- 缶詰
- 菓子類
- ミネラルウォーター
- ペットボトルや缶入りの飲料
- 乳幼児調製粉乳
個人での備蓄品・日用品等
日用品・衣料品の例
- マスク(不織布製マスク)
- 体温計
- ゴム手袋(破れにくいもの)
- 水枕・氷枕(頭や腋下の冷却用)
- 漂白剤(次亜塩素酸:消毒効果がある)
- 消毒用アルコール(アルコールが60%から80%程度含まれている消毒薬)
- 常備薬(胃腸薬、痛み止め、その他持病の処方薬)
- 絆創膏
- ガーゼ・コットン
- トイレットペーパー
- ティッシュペーパー
- 保湿ティッシュ(アルコールのあるものとないもの)
- 洗剤(衣類・食器等)・石鹸
- シャンプー・リンス
- 紙おむつ
- 生理用品(女性用)
- ゴミ用ビニール袋
- ビニール袋(汚染されたゴミの密閉等に利用)
- カセットコン
- ロボンベ
- 懐中電灯
- 乾電池
「個人、家庭及び地域における新型インフルエンザ対策ガイドライン」より
災害時と重なるものが多いので、あまり慎重になる必要はないかと思いますが、それでも2週間分というのは、かなりの量です。
国が推奨していることなので、新コロナの備蓄も同じように考えるとよいのかと思いました。
緊急事態宣言が始まった当初は、マスクやトイレットペーパーが品薄状態になりましたね。
備蓄しようという雰囲気がいっとき高くなり、ちょっと心配になりましたが。
それも都心部だけだったようですね。
ライフラインは大丈夫
新型インフルエンザや新型コロナウィルスの場合は、電気・水道・ガスなどのライフラインには問題がありません。
ですからこれらを使って調理ができるので、備蓄する食糧の幅も広いですね。
食べ物に関しては野菜が手にはいりにくいので、ビタミンなどが不足しがち。
その点を補う備蓄品として「フリーズドライ野菜」があります。
フリーズドライ野菜は凍らせてから水分を抜くので、生の野菜の栄養は損なわれにくいです。
栄養素が増えもしない減りもしないので、備蓄に向いているといえます。
フリーズドライ野菜は遮光の袋に入っていて、光によって酸化されないものが備蓄向きです。
災害時・個人の備蓄まとめ
今回新型コロナウィルスの関係で、厚生労働省の「新型インフルエンザのガイドライン」を参考に備蓄品を考えてみました。
期間は2週間分がすすめられているので、安心材料としての目安になりますね。
私は用心してビタミン剤を用意しておきました。
(ビタミンB2とB6はストレスや疲労からくる皮膚の炎症・精神を落ち着かせる効果などがいわれている)
というのも免疫力が落ちてはいけないと思うからです。
免疫力をアップさせるには、睡眠・栄養・ストレスを減らすことが大切ですもんね。
今回のことで布製のマスクをたくさん作りましたが、顔のサイズに合うことが大切と痛感。
夫、私、離れた孫(幼児)にサイズを分けて手作りしました。
用心と準備、どちらも大切ですね。
大人の女性用と男性用マスク、喜ばれています。
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