◆お食い初めのお膳
初孫のお食い初めを先日しました。
「お食い初め」の行事は、生後100日になった赤ちゃんに食べさせる真似をして、一生食べ物に困らないようにと願う行事です。
初孫であり娘夫婦もわからないことだらけで、あれこれ調べてお祝いの料理を用意しました。
お婿さんの両親にとっても初孫なので、一緒に準備をしました。
これはとても一般的なお祝いの仕方だと思います。
パパのお休みやお婿さんのご両親の都合もつけて、皆で集まれ幸せなひと時でした。
赤ちゃんの生活時間を大切にして
大人の都合は早めにつけるとして、なんといっても赤ちゃんのアンちゃんの、生活時間というか生活サイクルを大切にしたいと母親は考えます。
そのためお昼寝タイムに重ならないように、比較的起きている時間を選びました。
生後100日なので、朝と夜の区別はわかるようになっていますが、日中も3度か4度お昼寝します。
アンちゃんは朝6時ごろパパの起床に合わせて起こされます。
そのあとパパ出勤後7時半ごろからお昼寝を1時間ほど、その後1時間から1時間半くらい起きていますが、またお昼寝。
この二回目のお昼寝のすぐあとはご機嫌なので、そのタイミングでお祝い会をしたいのです。
当日の準備は最小に
いつもは娘夫婦とアンちゃんだけの静かなマンションに、親戚が続々と押しかけることになります。
いつもと違う成り行きにお昼寝していられなくなってしまう恐れがあるので、準備は静かにできるだけ事前にとこころがけました。
そこで母親である娘には、アンちゃんが気持ちよく二回目のお昼寝から目覚めるよう、生活リズムをくずさずにしてもらいます。
アンちゃんのお家とはいえ、泣いてぐずってしまってはお祝い会もうまく運びません。
アンちゃんがご機嫌で過ごしてくれるように、それがばあばたちの一番の願いでした。
二人のばあばの準備と打合せ
料理の準備などは、二人のばあばで引き受けました。
アンちゃんのパパの生後100日のときのお祝いのお膳があるということで、パパの方のばあばが事前にお膳を運んでおきました。
大きな鯛はやはりパパ方のばあばが、お魚屋さんに頼んでおいたのを当日持ち寄りです。
その他にも、パパ方のばあばがお吸い物や煮物を用意し、ママ方のばあばつまり私は、お赤飯とケーキを用意しました。
◆生後100日お祝いのケーキ
お祝い用のお酒は大人たち好きなものを持ち寄りました。
大人たちの食事は、アンちゃんのものと同じものに、プラス肉料理中心にオードブルをパパ方のばあばが用意してくれていました。
お食い初めのお祝いのお膳
当日はお祝い膳に盛り付けるのに、かなり悩んでました。
パパの生まれたころ、約30年前のことは記憶にあいまいで、添え書きのものと見比べながらお膳を完成させていました。
パパが生後100日のときを思い出しながら、ばあばとじいじは感慨深そうでしたね。
100日祝い膳・お食い初めの方法
お膳が揃っていざお食い初め!
ですが、ここからどうする?とばかり皆顏を見合わせています。
パパのばあばがよく知っているはずと皆思っていたのですが、「私はそのとき母に全部やってもらったから分からないわ」と言い、全員ずっこけてしまいました。^^
すると初宮参りの際に「お食い初めの方法」が書かれた紙を見つけ、ママ方のじいじつまり私の夫が、やおら読み始めました。
お食い初めのやり方
その内容によると、「一番の年長者が赤ちゃんを抱いて食べさせる真似をする」のです。
その順序も決まっていて、じいじが読み上げる順番で、パパ方のじいじがアンちゃんに箸を運びます。
◆はじめて箸を口につけて不安そう
その詳しいお箸のつける順は覚えていませんが、お食い初めセットとかにも書いてあるかもしれません。
初めてアンちゃんのカワイイ唇にお箸をつけるパパ方のじいじは、緊張した面持ちでしたがとっても嬉しそう!
始終顏をほころばせていました。
鯛の塩気がついた箸の先を、ちょろっとなめてしまったアンちゃんは、しかめっ面をしました。
それもまたカワイイので皆で「あーなめた、なめた、しおっからくて可哀想」といいつつも嬉しそうな面々です。
このとき大人7人、赤ちゃんひとり。
歯固め石は初宮参りでいただく
お膳の真ん中に白い石があります。「歯固め石」なるもので、初宮参りの際授かったそうです。
丈夫な歯が生えてきますようにという願いで、これもお箸でさわって歯茎にあてていました。
かわいい赤ちゃんの不安そうな、またときに不思議そうな表情を見ながら、周りは楽しんでいました。
ばあばもじいじもメロメロですね
自分の娘のときは、日本の行事にあまり関心がなかった私ですが、初孫となれば話は別。
とにかく可愛いので何でもやってあげたくなってしまいます。
それは新米じいじも同じですが、なにより嬉しかったのは新米パパママだと思います。
泣いてばかりいたアンちゃん、眠ってばかりいたアンちゃんも、3か月半に。
その間スクスクと成長してくれているのですからね。
アンちゃんはひと通り儀式を済ませて、大人たちが「乾杯!」して料理に舌鼓を打ち出したころ、おねむになって泣き出しました。
ママは食事どころではないですが、急いでおっぱいタイム。
お食い初めの行事は、赤ちゃんが一生食べ物に困らないようにという願いを込めて、赤ちゃんの一生の幸せを願って行われるもの。
娘夫婦のお食い初めは、両家が協力して無事にぎやかにおえました。
まだ赤ちゃんが幼いので、立派なお店で集うより、なれたおうちで過ごせてよかったのではと思います。
近くならじいじ・ばあばは一緒にお祝いできると、それはそれは喜ぶと思います。
ビデオをとっていたパパもすごく幸せそうでしたっけ。
パパママ、ここまでご苦労様でした!
これからも頑張ってね。
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