河内晩柑(かわちばんかん)は、さわやかなな香りで、 柔らかな果肉・ ほんのり甘酸っぱくて上品な口当たり。
グレープフルーツよりも苦味が少なくて食べやすいです。
果汁が多くて非常にジューシーなところは、まさに「和製グレープフルーツ」です。
熊本特産の果物で、5月に見つけて食べたのがやみつきになってしまいました。
グレープフルーツはもういらないっというくらいに気に入るはずですよ!
食べ方や皮のむき方、人気のレシピなどを紹介しますね。
河内晩柑(ジューシーオレンジ)の食べ方
まずは産地がおすすめする食べ方を。
◆輪切りにしてくし形に切る
- 輪切りにしてくし型に切って食べる
- 輪切りしてグレープフルーツのようにスプーンで食べる(砂糖を・洋酒を中心に入れても美味)
- 果汁絞りなどで絞って生ジュースとして
- 果汁に焼酎を割って酎ハイに
- 皮をむいて中袋をむいて食べる
◆輪切りにしてスプーンで
見た目がグレープフルーツそっくりなので、輪切りにして砂糖をのせてスプーンで食べればおしゃれなデザートに。
苦み酸味が少ないので、酎ハイにしておいしかったです。
皮のむき方・中袋をむいて食べる
丈夫そうな皮ですが簡単にむけますよ。
最初に上下1センチほどを切り落とす。
やさしくかかえて、親指で皮をむく(5~7等分に)。
身を傷つけないように中袋に分け、背に包丁を入れる。
包丁はひくように切り9割ほど切れ目を入れて割る。
種をとり、果肉が外をむくようにしていただく。
お皿に並べてもいいですね。
冷蔵庫でしっかり冷やして食べるとジューシーさが 増してより美味しく食べられますよ!
(※種の多いものとほとんどないものと色々あります)
人気のレシピ
河内晩柑の人気のレシピは、果皮を使う「マーマレード」と皮を使う「ピール」。
甘さ控えめにしても苦みが少ないのでおいしいということですよ。
栄養たっぷり白い部分
皮と実の間にある白い部分(アルベドという)は、フワッとした舌触りで、苦みが強いですがほのかに甘みも。
この部分にはビタミン P というポリフェノールの一種が含まれています。
この働きは注目されていて、毛細血管を強化、血中コレステロール値の改善、血流の改善、抗アレルギー作用、がん抑制作用が期待できるということです。
できれば食べたいですね。
別名は多数・生産地について
「河内晩柑」が発見されたのは1905年頃、熊本県川内町で。
文旦の自然に落ちた種から偶然発見された品種だそうです。
発見された場所が河内町だということと、収穫時期が春先以降のため晩成の柑橘であることから「河内晩柑」と品種名がついた。
果実の大きさは250グラムから450グラムと大きいです。
別名はこんなにある
熊本県産の河内晩柑には別名がたくさんあります。
温暖な地域でしか栽培できないものの、産地が広がっていき地域によって名称も増えたようです。
- 愛南町:愛南ゴールド
- 熊本県:天草晩柑
- 鹿児島県:サウスオレンジ
- 高知県:夏文旦
またこのような名称もあります。
- 美生柑(みしょうかん)
- 宇和ゴールド
- ジューシーフルーツ
- 灘オレンジ
これらすべて品種は河内晩柑です。
生産期間・生産地
寒さに弱いので熊本県・愛媛県など、一年を通して霜が降りない温暖な地域でのみ栽培可能。
旬は3月から7月頃で、出荷のピークは5月。
河内晩柑の産地ランキング
- 1位:愛媛県約70%
- 2位:熊本県 約28%
- 3位:高知県 約1%
- 4位:鹿児島県約1%
- 5位:和歌山県約1%
(主な産地と収穫量 2015年 農林水産省統計による)
今では愛媛県産が最も多く出回っているのですね。
おわりに
とてもジューシーで上品な甘さ、分担とレモンの香りがしてとてもおいしい柑橘類です。
限られた環境でしか栽培できないので、スーパーで見かけることは少ないです。
春から夏に日本産の柑橘が食べられる、貴重品です。
通販サイトなどでも購入できるので、気になる方はチェックしてみてくださいね。
私が買ったときは旬の5月、一個250グラムほどの大きさ(河内晩柑では小さい方)で150円ほどでしたよ。
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