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「ウツになりたいという病」ウツもどきの心模様と予防方法を知る

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「ウツになりたいという病」植木理恵著
「ウツになりたいという病」植木理恵著

「ウツになりたいという病」植木理恵著・集英社新書を読んで。

私だってウツになってしまいたい!と思っていた矢先に読んだ本です。だって多いでしょ、ウツ病にかかって精神科や心療内科に通う人。

ウツ病の場合は薬や治療で改善していくものですが、最近では「薬も治療も効果なし」のウツの人が増えているそうです。

著者の植木理恵さんのクリニックでは、ウツ病とはいえない人が、ウツだということで治療に訪れているそうです。

本人はウツ病と思っているのに、専門家から見るとそうではない「ウツもどき」と考えられる人達が増加しているそうです。

職場にもそんな人たちがチラホラいるような・・・でも「にせものなんじゃない?」とは言えませんよね。

「ウツになりたいという病」では、著者の経験から新しいタイプの「ウツ」の人たちを、臨床例をまじえてわかりやすく説明してくれています。

後半ではウツになりにくい心の持ち方考え方がわかります。これは活用させてもらいたいと思えた内容でした。

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ウツ病とそうでない人たちとの違い

ウツ病の人との違いは、この三点で大きな違いがあります。

  • ウツもどきの人は薬が効かずちょっとしたきっかけで簡単に良くなる
  • 子供の頃に親と確執があったというような何らかの精神的 経歴を従来のウツ病の人は持っていることが多いのに対し、ウツもどきはそう来歴がなく突然うつ状態になるケースが多い。
  • ウツ病の人は仕事がスローになったり認知症の初期症状に似たものが出てきたりと、発症する前に何らかのサインを発しているが、ウツもどきにはそうした兆候が見当たらない。

この点をみていくと、ウツ病の人との違いがはっきりわかるそうです。

ウツウツとした気分が、2週間以上(長期間)続くというだけでは、もはやウツ病とは言えないということですね。

でももちろん、本人が苦しんでいるのならば、治療機関ではやく診てもらった方がいいのは間違いありません。

ただ、治療の必要のないウツの人が投薬などで余計苦しくなることのないようには、してもらいたいなと思います。

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ウツ病のようでウツ病ではない人たち

臨床でみられる、ウツ病のようでウツ病ではない人たちは、大きく三つに分けられるといいます。

  • ウツ病というラベルを貼られることを望むウツ病になりたい病
  • アイデンティティの不安定さからくるウツ病的な症状
  • 10代から30代の女性に急増している新型ウツ

これらの人たちの特徴と、薬物療法、カウンセリングなどの効果について、書かれています。

本来のウツ病ではない「ウツもどき」の人は6割~7割もいます。(著者の資料)

放置しておいては本当のウツ病を発症するかもしれず、カウンセリングなどが有効な場合も多いので、受診すれば改善していくことにはなります。

ただ本当のウツ病ではない人が、ウツ病として増加しているのは間違いないようです。

最近はメンタルの病気もかかりやすい風潮にはなってきましたから、不調を放置しなくて済むのはよいことだと思います。

心模様を色で表すことで今の自分の気分を知る

心の中に辛い思いを抱え込んでしまう人は 、トラウマがあったり気分転換ができなかったり、ストレスが強すぎたり色々原因はあると思うのですが 、現代多いうつ病もどきの人は、 心の中で認知の不協和 起こしていると言います。

忘れようと思えば思うほど忘れられない。 嫌なことは時間が経てば 必ず忘れていくものであるにも関わらず、心が癒えるまで 自分の心を うまく扱えない ようなのです。

自分の心のネガティブな部分 があるのはそのままにして、 その時々の気分に 自分が同調するようにすれば 心の中の違和感が消えるようです。

自分の 内側の気分と外側の環境が同調してる時は心は落ち着きます。

反対に内側の気分と外側の環境がかけ離れている時は、心はストレスを覚えます。

今の気分を、感情として寂しい辛いなどで表すと、抜け出すために余計なポジティブシンキングになったり、 その 言葉に縛られて自分の存在が寂しい辛いという風に規定されて しまいます

ですから言葉でなく著者は色で気分を表現すると良い と教えてくれています。

今の気分を 81色の色のどれかで表すと言う方法です。

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気分を81色で表すと心がやすらぐ

「自分の色は今薄いブルーだったな」と 表すと、その色で表されている気分を 無意識に受け入れることができるといいます。

たとえマイナスの気分でも、色という形を通して前に受け入れることができる ようになるので、 その気分を無理にポジティブに変えてやろということは起こりません。

むしろその気分に静かにひたり、心が安らぐような状態になるといいます。

これは自分でできることなのでセルフカウンセリングの1つとして おすすめだそうです。

やることは簡単です。 単純に自分が色を選び今の自分はこんな気分なのだと思うだけでいいのです

今の気分はまるまる色だと思うだけで 辛さ苦しさ悲しさなどのマイナスの気持ちもなぜか少し楽になるといいます。

私を私の気持ちを自分が受け入れているという感覚でしょうか。

辛い気持ちを自分で 客観的に肯定していく様な、そんな落ち着きが生まれるのかもしれませんね。

自分は変われるという自信がつく

そして医療によるセラピーの効果はもう一つあって、自分は変われるんだという自信が持てる様になることだと言います。

1日の中でも気分はどんどん変化します。

何回も変わるはずです。

何度も自分の気持ちの色を口に出すと、一日のうちでも何回もその色が変化しているのがわかってきます。

何日も続ければ、昨日もおとといも違ったということが分かってきます。

今と1時間前、その時々で変わる刻々と変化する、そういうことが実感できるようになり、 人の心は 変わるもの、一つの所にとどまることはない、 その様に感じられるようになってきます。

そうなればいつもポジティブでいようとか、いつも私は暗いとか、そう思ってきた自分に変化が現れるはずです。

同じ色だけではなかった ということは、これからも自分が変化していくんだ変われるんじゃないかそんな自信が湧いてくる きっかけになるはずです。

やっていくにつれて、「自分が一番落ち着く色」=「自分色」を見つけることもできるようになるともおっしゃっています。

いつも心が不安定な人は 自分を見つめるのにこの セラピーをすると、効果があるんじゃないか自分が落ち着くんじゃないか って思えてきます。

色によるセラピー 多彩な効用

81色の色を使った気分を表すセルフカウンセリングは多様な効用があるということで、解説があります。

この中の一つを知るだけでも行う意味があると思います。

  • 情緒を安定させ癒しを得る
  • 気持ちに振り回されなくなる
  • 寂しい状況でも希望を持っている
  • 自信が生まれる
  • 精神的に粘り強くなる
  • 人間関係が円滑になる
  • 自己実現の可能性を高める

色によるセルフカウンセリングは、これだけの 素晴らしい効用が あるそうですよ。

不安からなかなか抜けられない人 不満をぶつけてしまう人、 イライラと落ち着きのない人、 心に余裕のない人、 現代人はみんなどこか 心の中がすさんでいるんだと思います。

心の病気になっていないにしても、 不安定な心境の時には 自分の心を色で表してみて いったん落ち着きを取り戻したいですね。

そして自分色と言うのが何色なのか、半年先一年先にその色は変わっているかもしれませんし、それもまた面白い自分への 肯定感の持ち方だと思います。

ウツ状態から抜け出る考え方

うつ状態を引き起こしやすい考え方というのは 明らかにあると言われていますね。

それを解決する方法として認知療法というのが、 今は治療方針治療方法の中に 大きな柱になっています。

物事に対する考え方や受け止め方の歪みに気がついて、それを自ら修正していくという方法です。

誰もがそれぞれ思考パターンを持っていますが、 メンタルの病気を引き起こしやすい人は、その考え方・ 受け止め方に歪みが 何かしらあるということです。

すでに治療を受けなければならない程の人はそちらにお任せすることにして、 この本の中で著者が一般の人にも言わんとしていることは、 とてもシンプルなことです。

でも実行は難しそうです。

ニュートラルな思考法が心を平安にする

心に安定と平安を保つ方法は、心をニュートラルにする ことです、 ニュートラルな思考法をするということです。

ポジティブシンキングでもなくネガティブシンキングでもないその真ん中に心を置くという方法です。

言い換えると、否定も肯定もせず無関心でもない目の前の出来事や自分に起こることをあるがままに受け入れる

善悪の感情、美醜の判断、嬉しい悲しいとかの心の動きや意思を、一切働かさない という心の状態です。

ニュートラルと言うのはそういうことなのだそうです。

そして 自然 のある場所に身を置くとよいと話は続きます。

「自然は人に考えることをやめさせる」 それだけで人の精神はバランスを回復していくといいます。

日々の生活の中で、草花に目をやったり、公園を散歩したり、それだけでも 閉じこもってずっと 苦しい考えを巡らしているよりは ずっとずっと良いですよね。

少しずつ回復していく力がつけば、回復している時間も 長くなり、心も強くなっていくような 気がします。

「ウツになりたいという病」ウツもどきの心模様と予防方法を知る・まとめ

私だってウツになってしまいたい! そんな気を起こさせる現代 だからこそ、 自分の心を自分で守るようにしなくては。

これからの時代は心の仕組みがもっと解明されて、ウツ病やウツもどきの人への対応もよりよい治療ができていくようです。

まだ病気になっていない未病の段階で、自分の心を健康に保つ工夫ができると教えてくださいます。

どのように考えるかの 違いだけで、 病気を引き起こしたりもし、 健康な心の状態に戻ることもできたりするということです。

ウツではないけれど、不安や不満が起こりやすい 、不安定な気持ちの時には、 この本の後半の 色のカウンセリングを 試してみたりフラットな心の持ち方が できるように ぜひ読んでみるのをお勧めします。

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