アンちゃんは生後6か月中ごろになって、離乳食の2食が順調に続くようになっています。
まだ母乳で補っていたのですが、離乳食を気にいっているのか母乳の飲みが極端に悪くなっていきました。
それまで喜んで飲んでいたのですが、離乳食が2回になったあたりから母乳の飲みが悪くなっていったんです。
母乳の出方も変わってくるかと思っていた矢先、ママはお乳の一方が痛くなってしまいました。
「しこりみたいなものがある」とも言いますし、アンちゃんがおっぱいを手で押しのけようとします!
あまりにアンちゃんの飲み方が少なくなってしまったからか、お乳の痛みは一気に強くなってきました。
乳腺炎?になったようです!
ママは必死で乳腺炎を乗り越えました。
乳腺炎の原因?症状ありで乳腺外来へ行く
痛みが我慢できなくなってきて、お乳のしこりは大きくなる一方に思えました。
搾乳してみてもしこりがいっこうにとれないのです。
「もうこれは病院に行くしかない」ということで、ママは乳腺外来に行きました。
質問されたのは「お乳を嫌がるかどうか?」です。
アンちゃんは乳首を口にくわえたとたん手でお乳を押しやります。
病院の先生は診察後、「それはお乳がまずいから飲みたくないってことですよ」と。
ママはショックを受けたようですが、思い当たることはあったようです。
「脂っこいもの甘いものは控えるように」と指導されていたのに、チョコレートやクッキー類をおやつによく食べていたのを振り返っていました。
母乳の最初のころは、食事のみならずおやつも気をつけていたといいますが、アンちゃんが順調に育っているので生後4か月ころからは、好きなだけおやつを食べていたようです。
乳腺炎治し方/手技でしこりを取り除いてもらう
実際にやってもらったの様子は見ていませんが、娘によると、おっぱいマッサージをしてくれて、すると「しこりが取れてすっとした」そうです。
お乳が作られる場所の一か所で、しこりになってしまったようです。
熱があるわけではなく、しこりのか所は一か所だったことで、マッサージもすぐすんだようです。
バアバの私が二十数年前に子供たちを育てた時代は、おっぱいを飲ませるたびに、お乳を胸壁からはがすようなマッサージを授乳のたびにしていました。
赤ちゃんにはその間20秒ほどいつも待たせることになるのですが、そのマッサージを行うとお乳の出がよくなるといわれていて、出産した病院で指導を受けていました。
当時それは当たり前だったかどうかはわかりませんが、先進的な授乳の考え方だったのではないかな?
順調にお乳をあげることができ、三人とも乳腺炎とは無縁のまま過ごせました。
娘が出産した病院では、そうした授乳前のマッサージはしていません。
乳腺炎の原因と予防
乳腺炎になってしまうのは、お乳がまんべんなく出ていないからです。
赤ちゃんがお乳をあまり飲まなくなったという変化のとき、乳腺炎は起こりやすいです。
乳腺炎!原因/症状/お乳の生産とその仕組み
お乳が作られる場所、乳腺組織では、赤ちゃんがお乳をほしがると、湧くようにお乳が生産されます。
お乳の元になるものは血液ですが、胸の壁とお乳をつなぐあたりが柔軟だと、血液循環がよくなるので、お乳が上手くつくられやすいのです。
そのため胸の壁とお乳をつなぐあたり=基底部といわれていますが、ここをほぐしておくのがよいといわれています。
私バアバが娘を育てた時代は、この基底部をほぐすマッサージをしてから授乳していました。
乳腺炎にしないためには、この基底部を柔らかくたもって、新鮮なお乳がいつも作られるようにすること。
そして新鮮なお乳であち続けるために、作られたお乳はすぐに排出される必要があります。
乳腺炎症状/お乳が中にたまると「しこり」や「痛み」に
作られたお乳が出ないまま滞ると、次に作られたお乳の居場所がなくなります。
お乳そのものは行き場所がないので、あまり生産されなくなりますが、少し作られては溜まっていきます。
そのため出の悪い場所の乳腺組織で、しこりとなって痛みや腫れとしてわかるようになります。
ひどくなると痛みも腫れも大きくなり、ママが発熱して、お乳をしぼるだけでは収まらなくなります。
赤ちゃんが何等かの理由でお乳の飲みが悪くなると、お乳がたまってしまい乳腺炎になるのです。
アンちゃんの場合は、離乳食を美味しくたくさん食べるから、お乳をのまなくなったと思っていたのですが、「お乳を拒否する」ようになったことから、どうもお乳が美味しくないのでは?というお医者さんの意見です。
乳腺炎!症状/美味しくないお乳は赤ちゃんが嫌がる
美味しくないものなんて、誰だって嫌ですよね。
そう、アンちゃんがお乳を押しのけていたのは、お乳がマズくなったからだったのです。
食べているものの見直しを迫られたママは、甘いもの(特に洋菓子の甘いもの)と脂っこいもの(ドーナツとかケーキ)を一切やめることにしました。
食事には気をつけていたママですが、おやつは好きなものを好きなだけ食べていたといいます。
それでも妊娠前のほっそり体型になっていたので、気にせず食べていたそうですが、これがどうもいけなかったようです。
離乳食と比較しちゃったのかな?お乳をのまなくなったアンちゃんは、お腹がいっぱいだったわけではなかったのです。
甘いものと脂っこいものを好きなだけ食べているお母さんのお乳がを「マズイ!」と感じるようになったのです。
アンちゃんは相変わらず元気にしていたのでよいのですが、美味しくないお乳を拒否していたんですね。
それを知ってママは、かなりショックだったようです。
「おやつを一切やめる」ことにしました。
乳腺炎の予防のために
病院からもどるなり、ママは甘いものと脂っこいものを一切やめることにしました。
揚げ物や、甘い煮物、甘味料入りのジュースなどもやめることにしました。
すると、お乳の味がすぐに変わったようです!
アンちゃんがまた前のように、喜んでお乳を飲ゴクゴクむようになりました。
お乳の味が美味しいままなら、赤ちゃんは飽きずにお乳を飲み続けます。
でも美味しくないお乳は、赤ちゃんが嫌がります。
押しのけたり顏を背けたりそっくり返ったりします。
母親の食べたものの栄養が血液にのってお乳になります。味も決定します。
食べ物の影響ははっきりお乳の栄養と味に直結しているんですね。
だから乳腺炎を予防したいと思ったら、赤ちゃんの喜ぶ美味しいお乳を出し続けることです。
お乳をいつも飲んでくれれば、(全方向からまんべんなく)、お乳が滞ることはないので、しこりができたりお乳が痛んだりということは起こりません。
赤ちゃんが飲まなくなる原因のそもそもは、お乳の味が悪くなることにあるようです。
ママは「授乳が終わるまで甘いものと脂っこいものは一切やめる!!」と固く決意していましたよ!そこは偉いと思います。
乳腺炎!原因/症状/治し方/予防法/ママの食事が関係、まとめ
◆お乳のしこりと痛みで乳腺外来に行ったママは、乳腺炎の原因が自分にあったのを知って驚く。
◆お乳をのまなくなったのは、お乳がまずかったから。
◆炎症を起こしたお乳は、マッサージをしてもらうことですぐに楽になり、また授乳できるように。
◆二度と乳腺炎を起こさないためには、おいしいお乳を出し続けること。
◆赤ちゃんの喜ぶお乳にするのはお母さん次第ですね。
甘いもの、脂っこいものを食べない、もうしばらく頑張ってね。
※※三人の子育てと初孫の育児を体験中の考えや意見です。
コメント