「また上司に叱られた、お客さんにクレームを言われた!!!」
そういうこと、ありませんか?
それも納得のいくものならいざ知らず、むちゃくちゃなクレームだったりするときも。
そういう理不尽なことがあると気持ちがイライラして、一日中怒りっぽくなってしまったりしますよね。
こうしたイライラ感が、はたから見ると「不機嫌そう」に見えるんです。
はけ口がないイライラをどうする?
本人は「不機嫌」でも周りはなんでイライラしているのかはわからない。
本人だけが知っているイライラだって、はけ口が見つかるまでは気持ちはおさまりません。
そんな「不機嫌」=「イライラ」を、毎日蓄積していけば、ストレスがたまってしまうというものです。
不機嫌(イライラ)の解消法は「揺れない心」
そんな「不機嫌な状況」を解決していくには、「揺れない心」を持つことが大切。
「揺れない心」を持てるようになると、ストレスをため込むこともなくなりますよ。
これは先日「ストレスを断つ!」という新聞特集で、アスリートにメンタルトレーニングをしている先生がアドバイスされていたことです。
メンタルの面をトレーニングしていくことは、すでにオリンピック選手をはじめスポーツ選手にとっては当たり前になってきていますね。
だから一般の私たちにも有効なはずです。
アドバイスしていらした先生はつじ・しゅういち先生。(先生の経歴は下に)
不機嫌をごきげんに、心を変えには書き留める
つじ・しゅういち先生によると最も大切なことは、不機嫌をかかえて揺れ動く心に気づいて、ごきげんの方に向けること。
心をごきげんにするには、不機嫌の感情にまず気づいて、書き留めるとよいそうです。
「不機嫌」を具体的に言うと、
- イライラする
- 余裕がなくて焦る
- 何かにとらわれ集中力を欠く
- 心がざわついている
など、「心の状態具体的に書き留める」とわかりやすいですね。
自分の感情に気づき脳の働きを知る
まず手帳を出して一日を振り返ります。
そのときどんな感情があったかを書き留めます。
これって、自分の感情を見つめるってことですね。
出来事でなくあくまで自分の感情を書くんです。
- むかつく
- 面倒くさい
- がっかり
- くよくよ
- 焦り
- つらい
- 悔しい
- 不安
- 心配だ
- いらっとする
そんな感情です。
こうして感情を露わにすることで、心を不機嫌にする脳の働きに気づくようになります。
例えば、雨が降ると傘をさすのですが、そのとき「うっとうしい雨だな」とか、
例えば、上司に叱られたらいやな思いをしますが、「嫌な上司だな」とかの思いが出てきても、
雨や上司に意味をつけているのは、脳がそう働くからなのだそうです。
うっとうしい雨、嫌な上司という意味のついた天気や人物はいないのだと、気づけるようになる。
そうなると不機嫌さも減っていき、感情をコントロールすることができるようになるのです。
自分の感情をさらけ出すって、あまりやりませんね。
自分だけが見るものなので、試してみるといいですね。
すぐに「ごきげん」へと気持ちは変わらないとは思いますが、自分の感情を知ることが落ち着きへと変化する。
そういう手法があるんですね。
つじ・しゅういち先生
応用スポーツ心理学とフロー理論を基にしたメンタルトレーニングによるパフォーマンス向上が専門。
セミナー講演活動は年200回以上。
黒縁メガネで、温和な笑顔が素敵な先生です。
「スラムダンク勝利学」とか「自分をごきげんにする方法」など多数の本を書かれていますよ。
これがおすすめ、つじ・しゅういち先生の書籍
コメント