◆兵庫県産玄米ひのひかり(10キロ3,000円税込み)
栄養価の高い玄米はよいかも、と考えていても、お値段が高いので二の足を踏んでいませんか?
また高いだけじゃなくて、調理が面倒ということもありますね。
我が家は2年ほど前から玄米を中心にした食事にするようにしました。
これまで10種類以上の玄米を買ってわかってきたのですが、「玄米の方が安い」と感じるのです。
その理由をお話しますね。
玄米の値段は高いのか比較
玄米といっても種類、産地によりいろいろあり、それは白米も同じです。
こだわりを持っているかどうかでも違うので、お米の平均の値段を出すのは難しいです。
そこで普通に買えるものをいくつか紹介して、1キロ当たりいくらになるかを見てみますね。
そして白米も1キロ当たりいくらになるかを計算してみます。
玄米1キロあたりの値段
◆岐阜県恵那市のコシヒカリ玄米
まず、岐阜県恵那市の玄米、コシヒカリですが、これは岐阜県の道の駅「おばあちゃん市」で購入。
5キロ1850円(税込)なので、1キロあたり370円。
次に兵庫県の道の駅「あいおい白龍城」で購入した玄米「ひのひかり」。
こちらは10キロで3,000円(税込)なので、1キロあたり300円。
そして、長野県佐久市産の玄米「こしひかり」はというと、
こちらは5キロで2300円(税抜き)=2484円(税込)。
1キロ当たりは497円。
30キロ単位ならより安く
大手ホームセンターでは30キロの単位で販売されていて、精米機も設置してあります(愛知県)。
そこでは30キロ9,800円(税抜き)=10,584円(税込)。
1キロ当たりでは353円。
今見てきただけでは、1キロ当たり(税込)300円から497円と開きがありますね。
玄米の値段は何が関係している?
- 玄米の値段の違いは、お米の生産地にほど近いほど安い
- 容量が多いほど1キロあたりの値段が安くなる傾向がある
- 産地に近いほど玄米の種類が多いので価格が安くなる傾向がある
ということがおよそわかります。
我が家の通常の買い物の範囲はスーパーしかなく、スーパーには玄米は5キロの袋入りしかありません。
それも1種類しかないので、選択の余地はありません。
白米を1キロ当たりで換算すると
では白米は本当に安いのか、1キロ当たりを見てみましょう。
スーパーで見ると、特売で10キロ3,300円(税抜き)(税込3,564円)ほど。
秋田などの有名銘柄によっては、10キロ4,800円(税抜き)(税込5,184円)ほど。
1キロあたりでは、356円(税込)、518円(税込)となります。
5キロの単位だともう少し1キロ当たりが高くなります。
白米の値段は何が関係している?
白米はスーパーでしか買ったことがありませんが、玄米と同じように、
- お米の生産地にほど近いほど安い
- 容量が多いほど1キロあたりの値段が安くなる傾向がある
ということは、長年の経験でいえそうです。
玄米も白米もこだわりがあると高い
今見てきたのは、普通に購入できる道の駅やスーパー、ホームセンターのものです。
ここにその人なりのこだわりがあると、玄米も白米もお値段があがります。
「無農薬栽培米」「減農薬栽培米」「特別栽培米」などの特殊というか手のかかっているものは、必然的にお値段が高いですね。
通販で探せば、高級料亭御用達みたいなお米も見つかります。
例えば「米・食味国際コンクールで連続金賞を受賞&ジャパンフードセレクション金賞受賞の最上級の魚沼産特別栽培米コシヒカリ「雪椿」10kg」
これなんか送料込みですが、12960円(税込)。
送料を1,000円ひいたとして、1キロ1,196円。
玄米も同じで、栽培方法をこだわると、1キロ600円ほどのものはざらにあります。
玄米・白米お値段まとめ
値段をまとめると、(税込み)
玄米(スーパー等で購入) | 1キロ当たり300円から497円 |
玄米(こだわりの栽培方法) | 1キロ当たり600円から2,000円 |
白米(スーパー等で購入) | 1キロあたり356円から518円 |
白米(こだわりの栽培方法、精米方法) | 1キロあたり600円から1,200円 |
※こだわりの栽培方法のお米に関しては、楽天の通販サイトを調べました。
判断材料が少ないかもしれませんが、普通に購入するにあたっては、経験的に玄米も白米も違いがあるとは感じません。
それよりも、いかに生産地に近いか、こだわりが少ないかでお値段が安くなるのは、玄米も白米も同じです。
玄米の方が出来上がりが多い!
実は玄米の方が安いのでは、と思っているのですが、その理由を言いますね。
玄米はたきあがったときの量が多いからです。
たとえば3合たくとします。
炊くお米の量 | 出来上がりのお米の量 |
玄米3合 | お茶椀8.5杯分 |
白米3合 | お茶椀6杯分 |
玄米と白米の炊きあがった量を、お茶碗に入れて比べてみました。
普通白米は1合で2杯ほどですね。
ところが玄米は、8.5杯分ありました。
ということは、同じ値段で購入しても、食べられる量が多いということですね。
言い換えれば、「約3割ほど安い」といえるのではないでしょうか。
白米は5号なのに玄米は3合まで
◆炊飯器のメモリは白米5合、玄米3合まで
我が家では炊飯器の「玄米モード」で炊きますが、玄米は3合までしか炊いてはいけないことになっています。
5合炊きの炊飯器で、白米は5合まで炊けるものです。
なぜか不思議でしたが、玄米は炊きあがるとかなり増えていて、
◆玄米3合の炊きあがり(炊飯器の中)
白米5合のメモリの近くで炊きあがりです。
このあと混ぜ合わせると、やはり3合までが適当かなと思えます。
玄米には「ふすま」と「胚芽」が残っているので、その分やはり分量が多いのですね。
玄米は高い?白米と値段を比べてみました・終わりに
というわけで個人的な結論は、「玄米は白米より値段が安い」と思っています。
この安さの分、より品質のよい玄米を考えてもいいかもしれません。
ここでは玄米の値段だけについて考えてみました。
近所のスーパーには、玄米が売っていないお店もあり、売っていても1種類のみで残念です。
もっと多くの玄米が流通するとよいのに。。。
炊飯器でも玄米ご飯はおいしくふっくら炊けますよ!⇒「玄米ご飯は炊飯器でおいしく炊ける!5歳児にも受けるごはんのたき方」
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