「高所で生活すると肥満の人の体重が減る」と医学博士の大野秀樹先生がおっしゃってます。
これを新聞のコラムで昨日みつけたので、大野秀樹先生の書かれた「Climbing and Medicine 会報 山」の医療コラム822号で投稿されていた文を読みました。
難しい内容なので、分かりにくいところはありましたが、とにかくこのことは私にもわかりました。
「2500メートルくらいの高い場所に肥満の人が一週間滞在すると、体重が有意に減少し、下山しても少なくとも4週間減った体重が持続する」というのです。
高所というだけで痩せる
それも飲食自由ということなので、普段通りに生活しても、高所なら痩せるというのです。
さらに頑張って登ったのではなく、乗り物を往復利用してのこと。
2500メートルというと相当高いので、日本ではそうそう住めるような場所はないですけど。
ただ滞在するだけでやせていくのであれば、肥満をなんとかしたいと思っている人は、高いところに遊びにいけるように、休暇の調整をするといいな、なんて思いました。
ポジティブな効果も
大野秀樹先生によると、「拡張期血圧が低下し、逆に運動能力は亢進するというポジティブ効果を伴うことも示された」そうなので、健康増進にもなるということみたいです。
何も特別なことをしなくても体重が減るということは・・・基礎代謝があがる?ということかな?
それははっきりまだわかっていないようですが。
2500メートルは空気が薄くて、アスリートの人たちが練習をする場所に組み入れているようなところだから、体力増進のためにはいいのかもしれないです。
高所滞在で療養できたら
日本では、富士山5合目(吉田口で2305 m)、室堂ターミナル(2450 m)などが機関を利用して行けるところ。
室堂のそばにはみくりが池温泉(2430 m)があるので、ゆっくり滞在できそう。
ここを肥満の人の療養地にしたらいいのになあ、運動なしで飲食自由!なんていったら、もうたくさんの人が押し寄せそうだわ。
高所は健康な人も糖が減るなど代謝アップで健康増進効果があるそうです。
登山そのものがとっても健康的な行為だといえますね。
大野秀樹先生は、高所のことを「天然薬物」とおっしゃってました。
高いところがもっと見直されてくるのでは・・・という予感のする話題でした。
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