必要以上に水分をとってしまうと、水分は排泄されずにむくみとなって体重増加となって現れます。
水太りしやすい人は、塩分の多い食事をしている人に多く、余分な水分が体にたまりやすくなっています。
余分な水分は「むくみ」となり、手、脚、顔にでやすいです。
中もでも脚にたまった水分はとても滞りやすいです。
脚のむくみは、脚がだるい・靴下の後がつくなどむくみ症状が出てくることで気がつくようにはなります。
体調の不良や脚が太くなる原因にもなるので、できるだけ余分な水分を体から早く出すようにしていきたいものです。
余分な水分を出す成分「カリウム」
そこで、体内の余分な水分を出すのには、やはり食品から「カリウム」を摂取することです。
食品に含まれる「カリウム」は水分を直接排出するというよりは、塩分を排出する働きがあります。
水分を体内に保つ働きのある塩分が出ていくことで、水分も自然に出ていくことになります。
なのでカリウムのたくさん入った食品をとると、余分な塩分と尿として排出されます。
外食やインスタント食品が続いた、飲み会で塩分の多そうなものをたくさんたべた、という場合、
あとでカリウムの多い食品をとることで、余分な塩分を排出してくれるというわけです。
カリウムの多い食品
カリウムを多く含む食品のトップワンは、干し柿です。
大きめの干し柿なら一個で570ミリグラムのカリウムがとれます。
次に無塩のトマトジュース、コップ一杯分の200CCで507ミリグラムのカリウムがとれます。
他にカリウムの多いものは、焼き芋、食べられる量としては半分くらいでしょうか。
干したあんず、バナナ、キウイ、グレープフルーツなどにもカリウムが多く含まれています。
カリウムは果物に多く含まれていますが、糖分も多いので太めを気にする方は量は控えてくださいね。
海藻類にもカリウム多い
そのほか、海藻類にもカリウムがたくさんはいっています。
カリウムだけでなくほかのミネラルも入っているので、血液の流れをよくしたり脂肪をつけにくくする働きもします。
海草はカロリーがすごく少ないので、果物のように美味しくはないけれど、工夫をしてどんどん食ていきたい食品です。
果物や海藻類を食べるようにして、バランスのよい食生活をするということですね。
余分な水分は下半身にたまりやすくなります。
体重は減らない、増えるというとき、全身が太るというよりは下半身がより太くなりやすい傾向にあります。
そういう人は、カリウムが足りていない可能性があります。
カリウムの力だけで体の水分量が正常に保たれるというわけでもありませんが、下半身の水分を追い出しむくみを予防するのに、非常に効果的です。
果物と海草は女性の強い味方といえそうですね。