「きな粉」「大豆粉」「おからパウダー」はいずれも原材料が大豆です。
糖質が気になる人にとって 大豆製品は 強い味方ですね。
「畑の肉」とも称される大豆は栄養豊富、そして食物繊維もたっぷり。
まさにダイエット効果を期待できる食品ですね。
糖質制限が話題になる頃から「大豆粉」や「おからパウダー」も注目を浴び始めてきました。
今日はこれら三つがどのように違うかまとめてみました。
また人気のレシピ、栄養の違いについても調べてみました。
「きな粉」「大豆粉」「おからパウダー」
最初にそれぞれがどのような粉なのか、大豆を元にどう生産されるのかを見てみますね。
「きな粉」とは
「きな粉」は大豆を炒って皮をむき、挽ひいた粉のこと。
黄大豆を原料にしたきな粉は、黄褐色のため「黄な粉」とも書く。
青大豆を原料にしたきな粉は、淡緑色のため「青きな粉」とか「うぐいす粉」とも呼ばれている。
炒ってあるので香ばしく、そのまま使える。
「大豆粉」とは
「大豆粉」は生の大豆をただ粉末状に挽いた粉です。
そのため「大豆粉」は加熱調理が必要になります。
「おからパウダー」とは
「おからパウダー」は、豆腐を作る時に出るおからを粉末にして乾燥させたものです。
ふりかけるだけ、混ぜるだけで使えます。
おからパウダーは大豆本来の風味をそのままにし、ほぼ味はない。
※「おから」とは 「おから」は大豆から豆腐を作る過程で、豆乳を絞った際に残るカスのこと。 |
製造方法による違いをまとめると
製造方法と利用方法をまとめると
品名 | 製造方法 | 利用方法 |
きな粉 | 大豆を炒って皮を除き挽いたもの | そのまま使える |
大豆粉 | 生の大豆を粉状に挽いたもの | 加熱が必要 |
おからパウダー | おからを粉末にして乾燥させたもの | そのまま使える |
「きな粉」と「おからパウダー」は火が通っているので、そのまま使えるのは手軽です。
「大豆パウダー」は火が通っていないので、加熱調理する必要があり、小麦粉の代わりなどに。
人気のレシピは?
次にそれぞれをどのように皆さん食べているのでしょう。
人気の高いレシピを紹介します。
「きな粉」の人気レシピ
- 白米やおかゆのトッピング
- はちみつきな粉バターにしてトーストに塗る
- きな粉団子
- ホットきな粉ミルク
- ゴマバナナきな粉スムージー
- さつまいものきな粉和え
そのほかクッキーなどの材料にするのは定番で人気です。
「大豆粉」の人気のレシピ
小麦粉の代わりに「大豆粉」を使うレシピ。
- 大豆粉のお好み焼き
- 大豆粉クッキー
- 大豆粉パンケーキ
- 大豆粉蒸しパン
- 大豆粉スコーン
- 大豆粉食パン
- 大豆粉バナナマフィン
- 大豆粉チョコパウンドケーキ
- 大豆粉紅茶ケーキ
など。
「おからパウダー」の人気のレシピ
- おからパウダークッキー
- おからパウダーの蒸しパン
- おからパウダーのスコーン
- おからパウダーのパンケーキ
- おからパウダーの焼きドーナツ
- おからパウダーのホワイトソースグラタン
- おからパウダーを使うコロッケ
など。
栄養の比較
◆きな粉の栄養成分表示
どれも大豆からできているものですが、栄養的にはどうでしょう。
「きな粉」と「大豆粉」は大豆そのものを粉にしているので、栄養的にほぼ同じです。
「おからパウダー」はおからなので、主な栄養素のタンパク質は劣ります。
◆おからパウダーの栄養成分表示
ただ「おからパウダー」は食べやすくするため添加されている食品があり、脂質がすくない、食物繊維が多いなどの利点もあります。
カルシウムや鉄といった微量栄養素もそれぞれ含まれているので、大きく違うといえる栄養素はなさそうです。
「きな粉」「大豆粉」「おからパウダー」違いとまとめ
以上のことから、食生活にとりいるならどれがいいと思いましたか?
そのまま食べられる「きな粉」と「おからパウダー」は手軽ですね。
「きな粉」はそのままで風味があり、甘味を加えれば食べ方は広がります。
「おからパウダー」は味がほぼないですが、黒ゴマや黒豆、オリゴ糖などが入ったものもあり、味も色々あります。
味のない「おからパウダー」を料理に振りかけて栄養補給もいいですし、味を調整した商品をお菓子などに使うのもいいですね。
小麦粉の代わりの材料として、お菓子、料理に使うなら「大豆粉」。
いずれにしても栄養価が高く繊維質も多く、女性ホルモンににた働きのイソフラボンの栄養をとることができるので、毎日の生活に取り入れたい食品ですね。
私は一時期「糖質制限ダイエット」をしていたとき、大豆粉を利用しましたが、お菓子などを作るのは長続きしませんでした。
現在は毎朝のヨーグルトに、きな粉かおからパウダーをトッピングしていただいています。
栄養不足を感じているなら、そのまま使える「おからパウダー」が一番使いやすいと感じます。
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