11月11日は「生ハムの日」です。ご存知ですか?
生ハムの日は一般社団法人の「日本生ハム協会」によって制定された記念日で、国の祝日というわけではありません。
しかし、生ハム好きな人にとっては、ぜひ知っておきたい記念日です。
生ハムの日は11月11日
11月11日というのは、生ハムの生産が活発なスペインの「サン・マルティンの日」にちなんで選定されたものです。
スペインに古くから伝わるサン・マルティンの日には、豚肉を加工して生ハムを作るという習慣があります。
これが11月11日だったことから、日本における生ハムの日もまた、11月11日としたわけです。
本場「サン・マルティンの日」
スペインの「サン・マルティンの日」は、この日に生ハムを加工する収穫祭の意味がある他、冬が始まる日としても知られています。
ですが、日本における生ハムの日は、そうした意味が込められているわけではありません。
日本の「生ハムの日」の意味
日本では、<生ハムという食文化をPRして、より多くの人に生ハムの美味しさを知ってもらおう>という商業的な意味が込められています。
それはそうとして、生ハムって本当においしいですよね。
そもそも生ハムってどんなハム?
◆豚肉イメージ
生ハムは、塩漬けした生の豚のもも肉を長期熟成することによって、冬の間保存ができるという特徴があります。
南ヨーロッパで人気
ヨーロッパの中でもスペインやイタリア、フランスなどの南ヨーロッパにおいては、生ハムはとても人気が高く、現在も市場を拡大し続けています。
日本で食べられるようになったのは
日本に生ハムが入ってきたのは、明治時代にまでさかのぼります。
当時は、生ハムと同じ時期に輸入されたドイツで作られたシンケンハム、燻製にしたスモークハムなどの方が、人気を博していました。
当時は、シンケンハムやスモークハムよりも勢いの点では弱かった生ハムでしたが、現在では、生ハムの人気には目を見張るものがあります。
日本生ハム協会の活動
現在作られている生ハムは長期熟成タイプが多く、保存食としても世界的に高い関心を集めています。
そうした流れを受けて2015年に設立された日本生ハム協会は、より多くの人に生ハムについての知識を提供するべく、全国で様々な活動を行っています。
国際資格として普及
例えば、生ハムの取り扱いに関する国際資格が立ち上げられたことを受け、日本生ハム協会は日本の窓口となり、国際資格の普及に努めています。
今後は、ソムリエと同じような位置付けの国際資格として、生ハムの資格も広く普及することが期待されています。
セミナー参加で生ハム通に
その他にも、生ハムに関するセミナーを開催しています。
セミナーでは、プロ向けのセミナーもあれば、一般人向けのものもあり、興味がある人なら学べることが多い有意義なセミナーになるでしょう。
また、生ハムの製造方法に関する情報を収集して提供もしています。
ハムが大好きならぜひ知っておきたい!「生ハムの日」11月11日まとめ
生ハムの日11月11日は、生ハムの生産が活発なスペインの「サン・マルティンの日」にちなんで選定された。
生ハムは塩漬けした生の豚もも肉を長期熟成したもの。
日本国内でも普及が進んでいるので、世界に負けない美味しい生ハム製造が活発に行われる日が、やってくるかもしれませんね。