「ひつまぶし」はどうやって食べるの?と聞かれたので、先日お店に行って確認してきました。
というのも、名古屋あたりでは「ひつまぶし」と何気なくいうものの、「ひつまぶし」は名店「あつた蓬莱軒(ほうらいけん)」の登録商標。
そこであつた蓬莱軒で「ひつまぶし」をいただいてきました。
おひつにどっさりとうなぎの蒲焼が敷き詰められてどーんと出てきます。
では早速、「ひつまぶしの」の食べ方、そして「うなぎの蒲焼」ってどうしてかば焼きっていうの?ということも。
「ひつまぶし」の食べ方
「ひつまぶし」には薬味と出汁がついてくるので、何度かに分けて違う味わいを楽しみます。
その方法は、
まずはじめに、おひつの上からしゃもじで縦横に十字に分けます。
おわんに四回に取り分けていただきます。
- 一膳めはそのままうなぎの味を楽しむ
- 二膳めは薬味を加えて
- 三膳めはお茶漬けにして
- 最後は好みの方法で
と「あつた蓬莱軒」の店内に食べ方なるものが掲げてあります。
薬味は刻みネギと千切りののり。
あつた蓬莱軒の「ひつまぶし」はおひつの下の方にも焼きうなぎが入っていますよ!
(あつた蓬莱軒のひつまぶしは税込み3,900円)
「たれ」を頼めることもある
このままで十分美味しいのですが、濃い味好みなら「たれ」を頼んでもOKです。
この日は「秘伝のたれ」を少しかけていただきました。
「ひつまぶし」を出すほかの店でも、「たれ」がテーブルに置いてある場合もありますし、なければ頼めるところもあります。
それはお店によって違います。
普通うなぎやさんには山椒がありますが、あつた蓬莱軒さんでは山椒は出てきませんでした。
食べ方にはそこまでこだわらなくても
三種類の食べ方は、それぞれとてもおいしいです。
薬味をのせて、そしてお茶漬けにしてと、かば焼きの美味しさを変化をつけて楽しめます。
四つに分けることで最後はそのままで、という流れですが、私は最後はお茶漬けが好みです。
ですから薬味、漬物、出汁を好きなように使い分けて、好みで食べればいいと思います。
いずれも美味しいのは間違いありません。^^
「うなぎの蒲焼」かば焼とはどういう意味
かば焼きというのは、身の長い魚を開いて、中骨を取り除き、串をうち、素焼きしてから濃厚な味をつけて焼いたものをいいます。
照り焼きの一種。
その味は、濃い口しょうゆ、みりん、砂糖、酒などを合わせたもので、とろみがあり濃厚な味です。
かば焼きは江戸料理の一つで、伝統的な郷土料理です。
「たれ」は秘伝としているお店が多く、代々伝わり変わらぬおいしさを守っています。
ひつまぶしのように食べる「うなぎの釜めし」
◆うなぎ釜飯、薬味や土瓶吸つき
先日「うなぎの釜めし」なる料理をいただきました。
かば焼きしたうなぎが釜めしになっているのです。
そしてこれを「ひつまぶしのように食べてください」ということで、おいしい出汁と薬味がついてきました。
一膳めはそのままいただき、二膳めは薬味と出汁をかけていただきました。
会席の最後のご飯なので、二膳分の釜めしでした。
わさびやのり、出汁で、とてもあっさりと最後は食べられます。
もちろん、最後にそのままをいただくのもいいですよ。
最後に
「ひつまぶし」と名のつく料理は、お店によって「おひつ」に入っていない場合もあります。
ご飯にたっぷりの蒲焼がのって(細かくきざんである)、薬味と出汁がついたものをどこも「ひつまぶし」と称しています。
お値段は本家のあつた蓬莱軒で税込み3,900円、ほかに有名なしら河でも似たような値段です。
また名古屋市内には、「ひつまぶし」を食べられるお店はほかにもあります。
だいたい2,800円から3,500円です。
「ひつまぶし」は名古屋駅にお店が多いですよ。
愛知県名古屋市熱田区神戸町503 あつた蓬莱軒本店
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