「赤ちゃんには日に1~2回はお水を飲ませるといい」という人もありますし、特に飲ませる必要もないという人もいます。
離乳食が始まるまでは、母乳かミルク(人工栄養)だけで育てた方がいいのか、体のわりに体表面積が広いので水分が蒸発しやすいからお水は飲ませた方がいいとか。
赤ちゃんって汗もよくかくし、体温も大人より高いので、母乳やミルクだけでは水分不足にならないかと心配ですね。
私が赤ちゃんを育てていた二十数年前は、「お風呂上りに湯冷ましをのませなさい」という意見が多かったです。
月齢が小さいころは哺乳ビンに湯冷ましをいれて、お風呂あがりのたびに飲ませていました。
三人の子供にみなそうしてきた記憶があります。
経験談としては、湯冷ましを飲ませてもあまり勢いよくは飲まなかったんじゃないかな。
暑い季節には、よく飲んだような気がしますが、なんでもそうですが無理やり飲ますことはできませんから、用意しても口をしめらせただけということもよくありました。
なんだかんだ、三人とも健康に育っていきました。
冒頭の写真は娘の赤ちゃんが6か月を過ぎたところですが、母乳と先月から始めた離乳食のみで、水は全く与えていません。
ですがスクスクと病気せずに大きく育っています。(ジュース類もお茶も全く与えていません)
(赤ちゃんにお水を飲ませるときは、必ず一度沸騰させてからさました「湯冷まし」を与えてくださいね。)
水をよく飲む子と飲まない子がいる
母乳やミルクだけでいいのか心配になりますが、どちらにも赤ちゃんに必要な水分は十分に含まれていると専門家はいいます。
だからお水(必ず一度沸騰させてさました湯冷まし)を与えても、全く飲みたがらない子がいるのも当然なんです。
娘の赤ちゃん5か月までは母乳のみ、その後は離乳食が少しプラスされたものの、母乳のみで育っています。
「暑いからそろそろお茶が湯冷ましをあげないと」と言っていますから、始めるようなのですが、これまで何の問題もありませんでした。
もちろん熱を出したり、気温が高い日などはお水を飲ませなくてはいけないと思いますよ。
ただ普段はあまりお水を飲みたがらない赤ちゃんもいるということ。お水を飲ませなくてはいけないかどうか心配なら、飲ませてみるといいですよ。
赤ちゃんが飲みたいなら飲むし、飲みたくないなら飲まない、そんな風に自然に体が欲するものを赤ちゃんは体に入れるだけです。
たいていの赤ちゃんは生後1年くらいまでの間は、あまり水を飲みたがりません。
栄養のあるとわかるものは喜んで飲むのですが、味のないお水は手で押しやることが多いです。
飲みたがらない赤ちゃんにムリに飲ませようとすると、怒ってしまいますしね。
それでも飲ませなければ心配というときは、カフェインのない飲み物を与えてみるのがいいと思います。
中にはお水を飲みたがる赤ちゃんもあり、欲しがるならどんどんあげていいです。
ただし食事のすぐ前は食が進まなくなるといけないのでやめた方がいいですね。
湯冷まし一日分の用意の仕方
お水を飲むようなら、一日分をあらかじめ作っておくのが手間がはぶけます。
お水を三分間沸騰させてそれをさまし、消毒したビンなどに入れておきます。
飲ませるとき、60CCくらいを哺乳ビンに移して飲ませます。
赤ちゃんには真水ではなく、必ず湯ざましをあげるようにします。
まだ胃腸が十分に成長していないので、真水を与えると腹痛や下痢を起こすことがあります。
1歳を過ぎたら、安心できるなら水道水をあげても大丈夫です。
煮沸消毒が必要なものは水とミルク
水を煮沸する(一度煮立たせる)のは、貯水槽や水道管の中にばい菌が入ることがあるからです。
ミルクやそれを作る道具を煮沸消毒するのは、栄養の宝庫のミルクの中ではばい菌が繁殖しやすいからです。
その他のものについてはあまり神経質になって煮沸消毒する必要はありません。
例えば赤ちゃんが食べたり飲んだりするものので、お皿やコップやスプーンなどは、煮沸消毒の必要がありません。
きれいに洗って乾かした食器類は菌が繁殖しないからです。
しぼってすぐのオレンジやリンゴは、皮さえむいておけば、ナイフの消毒は必要ありません。
しぼって間もなくのうちに飲むジュースはばい菌が増えることはありません。
その他、おしゃぶりやゴムの乳首や赤ちゃんが口にいれそうなおもちゃの色々、これらは最初は一度石鹸で洗って持たせましょう。
その後は床にでも落とさない限り、頻繁に洗う必要はありません。
少しずつ生活の中にあるばい菌(いろいろな菌類)に体を慣らしていくというのも、健康な体をつくるのに必要なことになっていきます。
※三人の子育てと初孫の育児を体験中の考えや意見です。
コメント