お正月には、神棚や玄関、車に正月飾りを飾る人がたくさんいますね。
初詣に足を運ぶと、正月飾りをつけた車を多く見かけることもあるでしょう。
この正月飾りは、いつまで飾り、どんなタイミングで、どのように処分すればよいのでしょうか?
正月飾りはいつまで飾るのが正解?
ご家庭によって、毎年三が日が過ぎたら処分する人もいれば、学校や会社が始まったら外すという人もいるでしょう。
また、キリが良い1月いっぱいはつけておくという家庭もあるのではないでしょうか。
一般的には松の内の間
一般的には、神棚や玄関、車など飾る場所に関わらず、正月飾りは松の内が終わるまで飾るのが一般的です。
松の内というのは「門松」のことで、門松を出す家庭なら、門松の処分と同じタイミングで正月飾りも処分するのがおすすめです。
松の内の期間
ただし、松の内の期間は、地域によって多少異なります。
関東の場合には、大体1月7日を目安にして、正月飾りを外すのが慣習となっています。
一方、関西では、関東よりも1週間程度遅く、1月15日までが松の内と考えられています。
そのため、この辺りを目安にしながら、地域の慣習と合わせるのが良いでしょう。
神棚、玄関、車の正月飾りはどう処分する?
◆豊川稲荷(神社イメージ)
では飾り終わったら、正月飾りはどうするとよいでしょうか。
おすすめの処分方法
正月飾りを処分する際には、神棚、玄関、車といった飾る場所に関係なく、同じように処分してもらうのが良いでしょう。
神様に由来するものなので、燃えるゴミとしてポイするのは、すこし後味が悪いかもしれません。
そのため、できれば「どんど焼き」と呼ばれる方法で処分することをおすすめします。
どんど焼きは神社で行われている行事の一つで、地域によっては、年始になると近所の小中学校で行われていることもあります。
「どんど焼き」のやり方
どんど焼きは、正月飾りを焼却処分する方法です。
清浄などんど焼きの炎で正月飾りを燃やすことによって、神様への印という役割を全し、灰となって天に戻るという考えに基づいています。
神社で行われる「どんど焼き」
年始の時期には、神社の境内でどんど焼きが毎日行われていることが多いものです。
特に時間がかかるわけではなく、処分をお願いしますと言えば、速やかに対応してもらえます。
神社によっては、どんど焼きの炎の中に持参した正月飾りを置けばOKという所もあります。
もしも仕事などでどうしても都合がつかず、どんど焼きで処分ができない場合には、日を改めて神社に持参しても良いです。
自分でまたはお寺で「どんど焼き」
また、自分自身で処分しても問題はありません。
どんど焼きは、神社だけでなくお寺でも実施していることが多いので、都合に合わせて持参しやすい場所を選ぶのもアリです。
まとめ・神棚や玄関、車の正月飾りはいつまで飾るとよいの?その後の処分は?
正月飾りは松の内が終わったら外すのが一般的。
松の内の期間は1月7日まで、または15日までで地域により違いがある。
正月飾りの焼却処分の方法として「どんど焼き」があり、神社では神事として行われている。
地域によっては、小中学校やお寺でどんど焼きをすることもあるので、そうした機会を利用できるとよいですね。