早い人で30代で白髪の出始める人がありますし、40代になれば、ほとんどの人に白髪が現れます。今や髪を染めるのは当たり前になっている時代、髪染め剤もたくさんありますね。
でも多すぎていったい自分に合ったものはどれなのか?
うまく染まらないのはなぜなのか?
髪が痛むんじゃないか?
という悩みや疑問をもっていませんか?
自分にあったカラー剤の選び方
(日本ヘアカラー工業会の半澤さんによるアドバイス)
カラーリング剤(髪染め剤)には、三タイプあります。クリームタイプ、泡タイプ、液状タイプです。
・クリームタイプの特徴・・髪に密着しやすく部分染めしやすい。
・クリームタイプの短所・・粘りがあるので全体塗りには手間がかかる。
・泡タイプの特徴・・のばしやすいので全体染めに適している。
・泡タイプの短所・・たれやすいので、部分染めや後頭部が難しい。
・液状タイプの特徴・・染めやすい、全体染めに適している。
・液状タイプの短所・・部分染めや生え際が苦手。
以上をまとめると・・・
部分染めにはクリームタイプを。
生え際が得意なのはクリームタイプ。
全体染めにむいているのは、液状タイプと泡タイプ。
自分の白髪の入り方や、プリンの状態で組み合わせて使ってもOKです。でも、同時に二種類のものを使わないでください。ひとつを使って1ヶ月あけて別のものを使うというように。
染め方のポイント
(美容師高原さん、日本初のカラーリストによるアドバイス)
薬の量がおしまずたっぷり使い、根元に置く。
髪をブロック分けして塗る。
頭の前の方の塗り方は、くしにたっぷりカラー剤をつけ根元にたっぷり置くように塗る。塗ったら分け目や前髪部分にコットンを置いておくと、しっかり染められる。
またラップを頭部に巻くことで、カラー剤の乾燥を防げるので、染まりにくい人はするといい。
後頭部の染め方は、まず後ろを左右にわけて、くしの柄の部分で左半分をカタカナのハの字の一筆めのような角度で髪を取り分けて塗る。
その後は1センチずつ上を取り分けて塗る。下から上に向かって行うと腕が疲れにくい。
後頭部の右側は右下から斜め上に上がるように髪を取り分けて塗っていく。
左と同じように、1センチ上へと行う。
襟足は髪を全部上にあげて、根元から上に向かって塗る。
塗り方の順は一番自分が気になっているところから塗るとよいです。
色の選び方
(美容師高原さんアドバイス)
カラー剤の色、何十種類とあっていったいどれがいいのか、ホント迷いますよね。そこで選び方のポイントです。
カラー剤の色選びは、自分の瞳の色と同じか、少しだけ明るい色にするとよい。
明るめにした方が、顔のシミやシワが目だちにくいそうですよ!
なお瞳の色は年齢とともに薄くなっていくのだそうですよ。
髪が痛まないか心配
カラー剤を長く使っていると、髪が痛んでくるかもという心配もありますね。でもちゃんと染めれば、痛むことはないそうです!
髪染めは、カラー剤をキューティクルを膨張させて、そのすきまから浸透させて定着させるので、しっかり洗い流さないと、キューティクルが開いたままになってしまいます。
そうなると髪が痛んでしまうので、色が全くでなくなるまで洗い流すことが大切。そして十分にトリートメントして、コーティング効果でキューティクルが閉じやすくなるようにします。
染めたあとの洗い流しをしっかりして、必ずトリートメントを行えば痛まないということでしたよ。
髪を染めないという選択もあり
「髪を染めない」と決めたことで、心が軽く自由になったという加藤タキさん。45歳のときに染めないと決め、それ以来白髪を通しておられます。
その決心をさせたのが、アメリカにいった折、「素敵なメッシュね、どこの美容院で染めたの?」と聞かれたのがきっかけだそう。
加藤タキさんは、「白髪にすると原色の服が似合い、顔が映えると気づかれ、とても自由な気分でいられる」そうです。
髪が白くなっていくのは年齢とともに避けられませんが、今日聞いた話で、髪染めのやり方が正しければ髪が痛むことはないとわかり、ちょっと安心。
自分に合う色もわかったのですが、それでも色の種類って多いですからまだ迷いそうです。まあ、いろいろと色は試して楽しめばいいんでしょうね。
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NHKあさイチ 20131106(水)放送 徹底攻略・女の白髪の大切なところのまとめと感想です。