15年ほど続いた花粉症が治りました。
治るまでは、抗アレルギー剤を12月から6月上旬まで飲んでいました。
抗アレルギー剤にお世話になった期間は7年あまり。
◆プレドニゾロン(花粉症のとき飲んでいた薬)
薬は夜1回のむだけなので手軽ですが、副作用も出ました。
一生付き合うしかないとあきらめていましたが、夏から食事を見直したところ、
その冬の薬をやめても、鼻づまり・鼻水・頭痛がありません!
これは私の体験談なので、誰にもあてはまることはないでしょう。
ただ、同じ方法で花粉症が治った・軽くなったという人があったので、期待をもってはじめることができた方法です。
花粉症が完治した私の食事の見直し
本当に治った!?と半信半疑だった3年前(2018年)の冬から春。
2020年の今3回目のシーズンを終えて、全く花粉症の気配なく過ごせたので、完治したといっていいと思います。
3年前に薬をやめてから、いっさい花粉症の薬を飲んでいません。
外出のときにマスクをするだけです(2020年3月からはコロナウィルスのためマスクは厳重にしました)。
私が試してみたのはこの二つです。
- 糖質を減らすこと
- なるべく玄米を食べること
1食事の見直し・糖質を減らす
◆糖質をおさえた食事のために参考にした本
食事全体の糖質を減らしたのです。
糖質制限の食事療法が盛んになっていたことで、参考になる本がたくさんでていました。
その本を活用しながら食事作りを進めました。
具体的には「糖質の高いものをなるべく食べない」ことです。
糖質の高いものは
- 白米
- パン
- 麺類
- 砂糖は使った甘い菓子類
これらを極力減らしての食生活に替えました。
2食事の見直し・なるべく玄米を食べること
◆糖質制限を続ける本
もう一つやってみたのは、主食を食べないか食べるなら玄米を食べるということです。
主食がなくてはやはり満腹感にもつながらず、辛い思いをしがちです。
これまで毎食、白米やパン・麺類を食べてきたので、一気に減らすのはとても大変。
そのため 白米をごく少量にするか玄米をお茶碗に軽く一杯食べる という内容にしました。
食事作りの注意点は
糖質を減らすということだけ考えれば、いつもの食事作りに主食をなくすだけという内容になります。
ですがそれだと、主食をなくしても満腹感や満足感が得られません。
そこでこれまでの食事にプラスして、もう一品野菜類かタンパク質の一品を加える工夫をしました。
そのため食事づくりには 時間も手間も増えることに。
そしてお金も余分にかかるようになりました(一品分だけですが)。
ただ、良かった点もあります。
野菜や魚・肉類が増えたので、より栄養をたくさん取ることができるようになり、食物繊維も増えました。
そしてそれなりに満腹感・満足感が得られるので、主食がなくても体調としてはとても良かったです。
主食は玄米にしてよく噛む。
白米を同じ量食べるより、玄米の方が満腹感は得やすいです。
糖質を減らした夕食の例
一品増やすことになり、食事作りの負担増はえました。
私だけではまずいので、家族の分も同じように一品増やしたからです。
確かに最初は続けられるか心配でした。
それに空腹でつらいんじゃないかと。
そこで食べ方も一工夫、「野菜から食べる」にしました。
これはダイエットできる方法としてすでに知られているかと思います。
- 野菜
- たんぱく質
- 糖質(ごはん・麺など)
この順で行くと、「三角食べ」のときより少ないご飯の量で満足できるようになります。
糖質を極力減らした夕食の例
昼も夜も、糖質は極力減らしました。
お昼は麺類(うどん・パスタ)が多かったところを、玄米ご飯またはそばへと変更。
夕食は糖質の多い食材をできるだけ避けています。
こんな感じです。
◆糖質をおさえた食事の例
ぶり照り焼き・つみれ汁・豚肉野菜炒め・煮豆・お浸し
◆糖質をおさえた食事の例
ミニハンバーグ・もやしの卵とじ・たけのこ煮物・はんぺん焼きとサラダ
◆糖質をおさえた食事の例
塩サバ・ごぼう煮つけ・ひき肉を揚げに詰めた煮物・サラダ
といった内容です。
これで不足するときは、玄米ご飯をお茶碗に半分~小盛。
付け足すおかずの例
おかずには野菜類、肉魚類で用意。
たとえば、
◆もやしと豚肉のスープ
◆お肉をはさんだオムレツ
お肉をはさんだオムレツは、たんぱく質をたっぷりとれる。
◆イカ焼き
時にはコンビニで買ってきたイカ焼き^^。
市販のものは甘いので糖質がかなりあります。
できれば塩焼きで、焼き鳥などもいただくのがベスト。
◆糖質をおさえたおやつ
毎日はできませんが、糖質をおさえたおやつもたまに作ってみました。
大豆粉でパンケーキに。
◆ローソンにある低糖質パン
コンビニにある「低糖質パン」も利用していました。
玄米ご飯をプラスして満足感アップ
いつもの白米・パン・麺を完全にやめるのは大変です。
そこで玄米とそばにできる限り替えて、満足感・満腹感を。
◆玄米ご飯
玄米ご飯もたくさんというわけでなく、茶わんに小盛くらいで。
おかずがたくさんあると、少量の玄米ご飯で十分満足できます。
ダイエットしたい人は、お昼ご飯に玄米ご飯にすると体重増えてこないと思います(私は全く増えません)。
また「日本蕎麦」は糖質ダイエットの本でもすすめられていましたが、血糖値が上がりにくいので良い食品です。
ときどきお昼に食べていました。
最後に・現在は糖質関係なく食べてます
花粉症が最初のシーズンで治ってしまったのに驚きました。
その後は出来る限り糖質をたくさん取らないようにしようとは心がけてきました。
よくなったのは
- 「この食事の方が体に負担がない」
- 「花粉症を起こさない」
ということがわかったからです。
花粉症に関係ないシーズンでも、主食はできるだけ「玄米」または「そば」にしていました。
2年目3年目には、徐々に白米や普通の白いうどん、インスタントラーメン増やしていき、3年目は花粉症のシーズンでも食べて様子をみていました。
全く平気です。
お昼に麺やパンはどうしても欲しくなるので、夕飯は白米でなく玄米を添えるようにしています。
このペースでいくと体重も全く増えませんし、鼻づまりになったり花粉症の症状が出てくることもないです。
白米や麺類を1日2食とると、途端に翌日体重が500グラムとか増えているのですよね。
なので体重管理のためもあり、私の体調的には、パン・麺類は1日に一回 までが良いかなという今の状況です。
外食や旅行に行った時などは周りの人と同じように何でも食べてますし、主食も出てきたものも全部いただいてます。
特に困ることはありません。
花粉症から解放された!という解放感はとても清々しいです。
元々ご飯大好き、麺類大好きだったので、最初のシーズンこそはちょっと辛い気持ちになりましたが、
白米や麺類がなくても、玄米の美味しさは飽きずに食べられますし、空腹でつらい思いをすることなく、この食生活を続けていられます。
花粉症完治プラスよかったことも
さらによかったこともあります。
それは「体重が適正体重で一定している」ということ。
ウエストのくびれも戻りました。
それまでは56キロほどの体重をいったりきたりで、少し減らすのも難しかったですが、花粉症が治ったあたりから(食事の見直しを始めて9か月くらい)は、52~3キロで安定しています。
この体重が私のベストのようなのです(身長160センチ)。
薬の副作用にビクビクしなくて済む
人にもよると思いますが、薬には副作用がでることがありますよね。
私の場合は 夜中に2度または3度、毎夜トイレに起きなくてはならないほどでした。
50代ですし、しかたないかなとも思っていたのですが、 眠りも浅くなるので熟睡した感がないのです。
なんだか疲れが残るという日々を送っていました。
それが花粉症の薬を飲まなくなって10日ほどしたら、夜中に尿意をもよおさなくなりました。
これはとても助かりました。
7年ほどシーズンごとに花粉症の薬を飲んでいたので、夜間頻尿という形で副作用が出たようです。
それがなくなったのは、とてもとてもありがたいです。
個人的な体験談ですが、ダイエットや糖尿病予防のために「糖質制限の食事」を実行した人のうち、花粉症が治った・軽くなったという体験談が目につき、まさかという気持ちで始めてみたのですが。
私にはとてもあっていたということですね。
白米や麺類が大好きだったので、野菜やたんぱく質との割合が悪かったのかもしれません。
とにかく今花粉症と分かれて3回目のシーズンが終わり、花粉症で苦しんだことを忘れてしまいそうなので、何か参考になればと書き残しておこうと思いました。
今も鼻づまりで急に苦しくなるといけないと思い「プレドニゾロン」は手元に残してあります。
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