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離乳食の始め方(かたちのある食べ物)ゆっくり根気よく

赤ちゃん離乳食

母乳やミルクから食事に移行するまでの食事を「離乳食」とよんでいます。

離乳食を始めるのは昔はずっと遅かったのですが、今は5か月か6か月から始めるよう推奨されています。

二十数年前の私の子育ての始まった当時は、母子手帳に「生後4~5か月から離乳食が始められます」と書かれています

当時はミルクで育てるお母さんが増えていたことや、離乳食を早くからあげないと栄養不足になるのでは?という不安もあって、4か月半ころには始めていたと思います。

その後じわじわと遅くなっているようで、今は満6か月になったころに始めることが多いようですね。

赤ちゃんの体の準備ができる時期

離乳食を始めるにあたって大切なことは、赤ちゃんの体と心の準備ができているかどうかということです。

以下のような体と心の状態になっていれば、離乳の準備が整っているといえますよ。

  • 5か月ごろまでは赤ちゃんの消化機能がまだ完全でないため、でんぷん質のものをほとんど消化できず、便の中にでてしまうが、6か月になれば消化できるようになります。
  • 夜にたっぷり眠って、昼間はほとんど起きているようになっている・・・睡眠と覚醒の区別ができ脳の準備が整っています。
  • 話しかけると声を出したり、自分から声を出してコミュニケーションしようとする・・・感情の表現ができるようになっている。
  • うつ伏せにさせても、首をあげて左右に動かすことができる・・・首や背中、口の周りの筋肉が発達している。
  • 手やおもちゃを良くなめるようになっている・・・口や手の動きが連動して運動機能が発達してきている。
  • 家族が食べ物を食べるのを、じっと眺めたり欲しそうなそぶりをする。

そして、5か月から6か月の赤ちゃんは、まだはっきりとした自意識がないことも離乳食を始めるチャンスなのです。

もっと大きくなってから始めるより、ずっとやりやすいのが生後6か月の時期なんですね。

離乳食を与えなければならない理由

どうして離乳食を与える必要があるのでしょう。

それは母乳だけでは赤ちゃんのこれからの発育に必要な、様々な栄養分が不足しているからで、特に鉄分を補う必要があるからです。

また口の中で食べ物をつぶしたり噛んだりといった食べ方を、ゆっくり時間をかけて学習する必要があるからです。

消化できない状態で食べても、お腹の調子が悪くなったり、栄養を吸収できませんしね。

最初の離乳食の始め方

赤ちゃん離乳食

一番最初は「10倍がゆ」というのが日本の定番です。

お米を10倍の水でたいたもので、ドロドロの状態のものです。

味はつけなくてもいいですが、あまり食べないようなら、少量の鰹節か昆布、醤油などで味を少しだけつけてみます

絶対に濃い味付けにならないよう気をつけてくださいね。

いままでお乳しか飲んだことのない赤ちゃんにとって、お乳でなく違うものを口に押し込まれるので、最初は抵抗したり怒ったりするかもしれません。

初めはお乳の後に

そのため最初はお乳をやってから、それから食べさせるようにします。

赤ちゃんがお乳とおかゆ(あるいは野菜スープや野菜のつぶしたもの)などでお腹が満たされるのがわるようになったら、今度は離乳食から先にたべさせて後で授乳するようにします。

食べるものを全部食べてしまったらお乳を飲むという形に落ちつくようにします。

最初は一食だけですが、1か月ほど続けてみて、落ち着いてよく食べるようなら二食を与えていきます。

おかゆのほかに、パン粥やよく煮たうどん、フレーク粥なども作ってあげて、味に慣らしていくといいです。

肉魚のスタートは遅めに

魚や肉はタンパク質が多く栄養豊富なのですが、アレルギーをおこしやすい食品なので、最初からは与えないようにします。

家族にアレルギーがあるなら、通常より遅くに魚や肉をごく少量ずつ食べさせるようにします。

食べ物に慣らすには

赤ちゃん離乳食

初めてのものを口にすると、たいていの赤ちゃんは眉間にしわを寄せたり、ちょっと困ったような表情をして、舌で食べ物を押し出そうとします。

スプーンの舌触りも抵抗感があるようです。

そのためほんのひとさじか、半さじでもいいので、口に入れてやり、次の日はもう少し増やすなどして、舌触りや味に慣れさせていきます。

毎日少しずつ増やすだけにして、絶対に無理じいしたりしないようにしてください。

赤ちゃんが喜んで食べるようになるまでは、日数がかかってもなめる程度であっても、急がずに少量ずつあげてください。

飲み込む「ごっくん」にもゆっくり慣らす

最初は「ごっくん」するという意味がよくわからず、舌でスプーンをなめたり、食べ物を口から外に出したり、舌の上でころがしたりと、とても食べるという動作ではありません。

口の中にはいったものを喉の方に流し込んでいるようにも見えず、ほとんどが口の外にでてしまうでしょう。

それでも少しずつは飲み込んでいるはずなので、ベーっと食べ物を出してしまっても、嫌がらなければ口に運んであげてください。

食べる意欲があれば、自然とお母さんが運んできたスプーンを、自分でつかんで口にいれるようになっていきます

食べ物を嫌がる赤ちゃん

ある特定の食べ物を嫌がる赤ちゃんがいます。

とくに穀類を嫌がる場合は、続けて同じ穀類をあげない方がいいでしょう。

何度も嫌がっているのに、食べてほしいからといって毎日ムリにあげると、怒ったり反抗したりが続きます。

そんなことが続くと赤ちゃんは疑い深くなってしまい、そのあとのお乳やミルクも飲まなくなってしまう危険があります。

あまりに嫌いなそぶりをみせる食品は、しばらくは断って、2週間ほどあけてまたあげてみてください。

好き嫌いができるんじゃないかとお母さんは心配かと思いますが、果物や他の食品の種類を増やしていき他の食品に慣れさせるようにします。

離乳食の初めは、どの食品も赤ちゃんにとっては不思議な感覚のはずです。

たいていは困ったような顔つきで少しだけしか食べませんが、「無理強いをしない」「少量ずつ根気よく食べさせる」ようにしていけば、一時期嫌っていた食べ物を食べるようになっていくでしょう。

イライラすることもきっとあると思いますが、「美味しいね」「じょうずに食べるね」「ごっくんだよ~」などとコミュニケーションをとりながら、笑顔で食べさせてあげてくださいね

そうすればきっと色々な食材を食べてくれるようになるはずですよ。

※三人の子育てと初孫の育児を体験中の考えや意見です。

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プロフィール
この記事を書いた人
キラコ

美容健康暮らしのライター。公務員として福祉行政に従事。退職後、着付け師範資格所得、着物着付け教室を運営。温泉好き温泉ソムリエ資格取得。美容健康ダイエット情報オタク。成人した子供3人の子育て経験。夫婦でドライブ温泉旅行好き。

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