「ぱさつく、ツヤがない、うねる、切れやすい」髪の悩みは尽きませんね。
でも、この髪の傷みはキューティクルだけが原因ではありませんでした。
なんと傷んだ髪はみな「髪が空洞化」しているのです。
空洞化がどうしておこるのか、原因を知って、空洞化を防ぐ正しいお手入れ方法を実践してみましょう。
そうすれば悩んでいた「ぱさつく、ツヤがない、うねる、切れやすい」髪が、艶のあるまとまりのある髪へと変化します!!
まずは髪の空洞化の原因、お手入れ法、きれいに見せるドライヤーの術です。
髪の空洞化の原因
あなたの髪の悩みは、ぱさつく?ツヤがない?うねる?切れやすい?
悩みは複数かるかもしれませんね。
そのいずれもが、何層もあるキューティクルの内側の成分が流出してしまうことが原因でした。
髪の断面は、中心に「メデュラ」(たんぱく質と脂質)という層があり、その周りを「コルテックス」というタンパク質の層があります。
その周りに何層かのキューティクルがあります。
キューティクルが何らかの原因ではがれると、「メデュラ」と「コルテックス」が漏れ出てしまうのです。
そうなると、「ぱさつく、ツヤがない、うねる、切れやすい」髪になってしまうのです。
「メデュラ」と「コルテックス」が漏れ出る原因は
「メデュラ」と「コルテックス」が漏れ出てしまう原因ですが、
それは、髪が濡れているときにこすることが原因です!
髪が濡れているときにこすると、キューティクルがはがれ落ちてしまい、内部の層を保護できなくなってしまいます。
キューティクルがはがれると、「メデュラ」と「コルテックス」が漏れ出します!
すると、髪の内部が空洞化します!
髪の内部が空洞化して髪が変化する
髪の内部の大切な成分の「メデュラ」と「コルテックス」という層が空洞化したり薄くなったり。。。
そうなった髪は、誰が見ても「ぱさつく、ツヤがない、うねる、切れやすい」などの髪質になってしまうのです。
髪の空洞化は5日で起こる
実験によると、たった5回で髪の空洞化が起こっていました!
全くパーマや染めをしていない髪に、実験していたのですが、5回シャンプーブローをしただけで空洞化。
髪の空洞化を防ぐ正しい髪のお手入れ法
そこで“空洞化”を防ぐ正しい髪のお手入れ法を紹介します。
髪の傷みの原因が髪の空洞化です、髪が空洞化するのは濡れた髪をこすったから。
つまり「こすり洗いをしてはいけない」のです。
正しい髪の洗い方・空洞化予防
この手順で必ず洗うようにしましょう。
- 髪をたっぷりぬらす。
- シャンプーを手にとり、地肌で泡立てる。
- 地肌をしっかり洗う。
- 毛先は指で通すだけ。
- すすぐ。
- おさえるようにタオルでふく。
- 地肌に温風をあて、手ぐしで乾かす(ドライヤーの距離約10センチ)。
- 完全に湿り気がなくなるまで乾かす。
決して濡れた髪をこすらないようにします。
新しい髪は傷つけないように
以上のお手入れ方法で、髪の傷みは予防できます。
そしてこの方法を続けることで、新しい髪を決して傷つけることなく伸ばすことができます。
これすごいと思います。
若い方は一か月1センチ伸びますが、年齢があがるともう少しかかります。
それでも空洞化していない髪を伸ばせるのですから、「艶のある髪」を伸ばせることになるのです!
傷んだ髪でもきれいに見せられる達人のドライヤー術
さて、そうはいってもすでに傷んだ髪は、すぐに元にはもどりません。
今現在の傷んだ髪でも、なんとかまとまりのある、艶のある髪にできないか。。。
その希望にこたえてくださったのが、ヘアデザイナーの田中勇輝さん。
ヘアデザイナーの田中勇輝さんの技
- 髪全体を地肌から温風で乾かす。
- うねったり、まとまりのない部分を手ぐしや目の粗いクシで根元から毛先まで優しく伸ばしながら、 温風を当てる。
- ドライヤーを冷風に切り替える。
- 同じ場所を2.と同様に髪を伸ばしながら根元から毛先まで冷風を当てる。
- これを1か所につき2セットを目安に、気になる部分ごとに行う。
という方法です。
これで髪をセットした「傷んだ髪の女性たち」は、見た目がさらっとしてまとまりのある髪に変身しました。
これにはびっくりです。
温風で整えて、冷風で固定させるということみたいです。
アナウンサーの小野さんも、この日はとってもつややかなストレートの黒髪で解説されていました。
現在の傷んだ髪でもきれいに見せることができる、本人も触っても見ても満足できるのです。
傷んだ髪の原因はこれ!最新の正しいお手入れ法で艶髪になれる(ためしてガッテン)まとめ
髪の傷みの原因は、髪の中が空洞化してしまうことでおこります。
髪の中を空洞化させないためには、濡れた髪をこすらないこと。
シャンプーやドライヤーをかけるとき、決して濡れた髪をこすらないこと。
そうすれば髪が傷むことはありません。
現在傷んだ髪でも、温風と冷風を使い分けてドライヤーをすると見違えります。
新しく生えてくる髪を大切にすれば、艶々の髪にもどることもありえます(と指導されていた専門家の方も)。
(20180418放送NHKためしてガッテン・要点と感想)
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