「炭水化物中毒」という言葉を知っていますか?
日本人なら当たり前の、ごはんや麺類、そしてパン食。
主食なのに中毒になるなんてどういうこと?
ごはんも麺類もパンも、大好き!って普通のことだと思います。
炭水化物中毒とは?ごはん麺パン大好きな人へ・ダイエットは無理なの?
ただ、「甘いものがやめられない」「ごはんや麺をお腹いっぱい食べないと気がすまない」という人は炭水化物中毒になっているかもしれないのです。
これから始める糖質制限では、これら主食を減らすので、最初はつらいかもしれません。
でも、最初の1~2週間を乗り越えれば、あんなに好きだったごはんも麺パンも、そんなに欲しくなくなるから不思議です。
まずは「炭水化物中毒」かどうかチェックしてみましょう。
炭水化物中毒チェック項目・三つ以上で中毒かも
ごはん、麺、パン、といった主食は、長年食べ続けてきただけに、これらを減らすのはかなりつらいことです。
糖質量を見てみると、ごはんは茶碗いっぱいに糖質55グラム、パン6枚切りで一枚60グラムあたり26.6グラムの糖質。
生中華麺120グラムは64.3グラムの糖質があります。
糖質を減らす目的であれば、主食を減らすのが手っ取り早い制限方法なので、食べられなくなっちゃうなんて~~!とても我慢できそうにない。。。そんな気持ち、よくわかります。
あまりに炭水化物に偏った食生活をしている人は、炭水化物のとりこになっている人なのかもしれません。
そんな炭水化物のとりこになっているかどうかを考えてみる機会にしてもらいたいのです。
「炭水化物中毒かも」でも大丈夫です
もしも炭水化物中毒でも、大丈夫です。糖質制限ダイエットができないわけではありません。
まずは以下の項目にチェックをつけてみてください。三つ以上あてはまれば、「炭水化物中毒」(糖質依存)といえます。
- 白いごはんが好き
- 朝食はパンかシリアルだ
- お酒をのんだ後はラーメンが食べたい!
- 玄米菜食は体にいいと思っている
- 食事のとき、ごはんやパン麺などの炭水化物を食べないと気がすまない
- お昼はうどんやそば、丼ものなどを食べることが多い
- コンビニのおにぎりや菓子パンをよく食べる
- ケーキやクッキーなどの甘いものが好き
- 洋菓子より和菓子の方がヘルシーだと思っている
- 照り焼きなど甘辛い料理が好き
- 野菜が嫌い
- カロリーオフの和風ドレッシングやマヨネーズを使っている
- 早食いだ
- ペットボトルの飲料水をよく飲む
- 運動はほとんどしていない
以上の15項目のうち、三つ以上該当すれば、炭水化物にかなり依存しています。(メタボに効く!糖質制限食のすべて 入門編 主婦の友社より)
とはいえ、普通に5~6項目はあてはまる人が多いと思います。
主食をあまり食べないという人の方が数少ないのではないでしょうか。
糖質が悪者でなく食べすぎていたのに気づく
「炭水化物中毒」という言葉は、聞こえがわるいですが、日本人の一般的な食生活は一日の主食の割合としてこれまで指導されてきた基準で、私たちは考えています。
それは平成17年6月に厚生労働省と農林水産省が決定した「食事バランスガイド」という基準です。
学校でも習う、栄養素食べ物の基準は、これにそっています。
それによると、主食の割合が一番大きく、一日に食べる主食の量は、ごはん茶碗なら4杯分が目安です。
それでいくと、三度の食事に必ず主食があるわけで、一食1杯以上の割合になります。
当たり前のように主食として、ごはん、パン、麺を食べてきているので、それで太ってしまったなんて考えにくいですよね。
糖質制限ダイエットを考えるうえで、これまでの主食ありきの食事の仕方を、少し見直す必要があります。
糖質そのものは悪者ではありませんが、食べ過ぎていた分を減らした方がいい、糖質を減らせば痩せるという考え方です。
多量にとった糖質が、インスリンを多量に分泌させ、それによって糖が中性脂肪として体に蓄えられてしまうという仕組みがあります。(ごはん麺パンだけでなく甘いお菓子なども)
つまり「肥満は糖質の摂りすぎにある」ため、ほとんど糖質である炭水化物を減らすことで、脂肪をつけず、今ある脂肪が使われやすい体になります。
今や糖質制限こそが確実にやせる方法なのではないか、という考えが広まっているようです。
炭水化物大好きでも1週間ほどで乗り越える
最初から主食を全く制限するのは大変ですから、夜だけ抜くことから始めてもいいですし、三食ともいつもの半分にしていくというのもありです。
大好きで食べ続けてきた炭水化物、主食です。おいそれとやめるのは簡単ではありません。
まずは1週間、制限してみてください。遅い人でも10日ほどたつと、あれほど食べたかったごはんも麺も、あまり食べたいと思わなくなります。
最初のつらさを乗り切ると、糖質制限ダイエットは継続できるようになるはずです。
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