玄米プロテインはどんな成分でできているのでしょうか?
主な玄米プロテインの成分を比較してみて、わかったことをお知らせします。
ただ「たんぱく質が豊富」なだけではない、それぞれの特徴が見えてきました。
玄米プロテインが効率よくたんぱく質をとれる理由
玄米プロテインは、たんぱく質をとるための食品です。
当たり前ですが、他のプロテイン同様、たんぱく質を豊富に含んでいます。
効率よくとれる、ところにシフトしてみると特徴が際立ちます。
玄米プロテインの製造方法
玄米プロテインは、玄米を低温圧縮し、脂質をカットしたものです。
プロテインの重量の80%が、タンパク質です。
アミノ酸スコアは100とされています。
そのため効率よくたんぱく質をとることができます。
玄米ご飯に比べて29倍のプロテイン!
また「玄米ご飯に比べて、約29倍のプロテインを含有しています」と解説しているのは、(株)メディエンスです。
ということは、玄米を食べるよりたんぱく質を効率よく摂取できるわけです。
アミノ酸スコアが100なのは、一般の食品では卵だけ。
プロテインの形になることで、たんぱく質を手軽にとりたい人にとって、非常に嬉しい食品になるわけです。
玄米プロテインの栄養成分表比較
では、栄養成分はどうなっているのでしょう?
たんぱく質も含めて、比べてみますね。
詳しい栄養成分表がわかった製品(玄米プロテイン)三商品で比べてみます。
- 「micoco玄米プロテイン」ミナト製薬
- 「ライスプロテイン」ニュートリバイオテック社
- 「ライスプロテイン」ニュートリバイオテック社
micoco玄米プロテインの場合・栄養成分
「micoco玄米プロテイン」の栄養成分表(一回10グラムあたりの栄養成分表)
エネルギー | 33.2kcal |
たんぱく質 | 6.56g |
脂質 | 0.15g |
炭水化物 | 2.38g |
食塩相当量 | 0.0095g |
プロテインなのでたんぱく質が多いのは当たり前なので、ここでは比べません。
では、エネルギーから見てみましょう。
・エネルギー33.2キロカロリーは、成人女性の一日のエネルギー必要量2,000キロカロリーとして、1.7%です。
・脂質は一日で総エネルギーの20~30%が推奨です。
総エネルギー2,000キロカロリーの成人女性は、総エネルギーの20%(脂肪エネルギー比率)にすると、
「脂肪エネルギー比率(%)=脂質(g)×9/総エネルギー(kcal)×100」の計算にあてはめると、
50グラムの脂質をとったとして、脂肪エネルギー比率22.5%になります。
ということは、50グラムの脂質をとっても大丈夫なので、そのうちの0.15グラムですから、非常に少ないですね。
・炭水化物は糖質に相当するので、2.38グラムは、白米(約100グラム(コンビニおにぎり一個分)が37グラムの糖質なので、その6.4%。
・食塩相当量はごく少量ですね(一日の摂取目安は、7グラム)。
micoco玄米プロテインの栄養成分・結論
つまりmicoco玄米プロテインの場合は、一回分とった成分は、三大栄養素のたんぱく質、脂質、炭水化物のうち、たんぱく質を摂取するためにある、といいきれますね。
もちろんたんぱく質をとるためのプロテインですから、当然です。
そして脂質も炭水化物も、極力とらずにすみます。
塩分も気にならない量です。
ではもう一つ製品(玄米プロテイン)の例をみてみます。
「ライスプロテイン」ニュートリバイオテック社製の栄養成分
「ライスプロテイン」という名称は、「玄米プロテイン」のことです。
お米は日本では白米で食べるのが普通ですが、白米にすると栄養素が減ってしまうので、玄米を使ってるんですね。
さて、ニュートリバイオテック社製の「ライスプロテイン」の栄養成分表はこうです。
■大匙大盛り15gあたり(一回分)■
エネルギー | 60kcal |
脂質からのエネルギー | 0kcal |
タンパク質 | 12g |
総炭水化物量 | 2g(食物繊維 1g未満 糖質 1g ) |
ナトリウム | 10mg |
鉄 | 2mg |
リン | 80mg |
上の表のときと同じように見てみましょう。
・エネルギー60キロカロリーは、成人女性の一日のエネルギー必要量2,000キロカロリーとして、3.0%です。
・脂質は一日で総エネルギーの20~30%が推奨ですが、この製品の場合は、ゼロ。
・炭水化物は糖質に相当するので、2.0グラムは、白米(約100グラム(コンビニおにぎり一個分)が37グラムの糖質なので、その5.4%です。
・ナトリウム(食塩)は10mgなので、ごく少量ですね(一日の摂取目安は、7グラム)。
「ライスプロテイン」ニュートリバイオテック社製の栄養成分の結論
ニュートリバイオテック社製の「ライスプロテイン」の場合も、一回分とった成分は、三大栄養素のたんぱく質、脂質、炭水化物のうち、たんぱく質を摂取するためにある、といいきれますね。
さきの製品同様、当然ですね。
そして脂質はゼロ、炭水化物も極力とらずにすみます。
塩分も気にならない量です。
玄米プロテインの栄養成分表で分かること
つまり、玄米プロテインの栄養成分表を見る限りいえることは、
|
ということです。
製品の違いはどこにある?
それでは、何が成分として違うかは、原材料の玄米以外のものが入っているかどうかの違いです。
見た目がどれもよく似ている玄米プロテインですが、美容健康を考えた各社の想いが加わっています。
先にあげた「micoco玄米プロテイン」の場合、原材料の表示をみるとこのようになっています。
micoco玄米プロテインの場合 原材料の表示
micoco玄米プロテインの一回分の原材料の表示は、
玄米タンパク |
フィッシュコラーゲンペプチド(ゼラチンを含む) |
還元パラチノース |
ドロマイト |
桑葉エキス末 |
コエンザイムQ10水溶化末 |
甘味料(ステビア) |
ピロリン酸鉄 |
ビタミンC |
抽出ビタミンE |
ナイアシン |
パントテン酸Ca |
ビタミンB1 |
ビタミンB6 |
ビタミンB2 |
ビタミンA |
葉酸 |
ビタミンD |
ビタミンB12 |
美容面をサポートするものが、何種類か加えられていますね。
「ライスプロテイン」ニュートリバイオテック社製 原材料の表示
「ライスプロテイン」ニュートリバイオテック社製の場合の原材料の表示は(一回分)
アラニン | 588mg |
アルギニン | 818mg |
アスパラギン酸 | 1092mg |
シスチン | 288mg |
グルタミン酸 | 2065mg |
グリシン | 378mg |
ヒスチジン | 270mg |
イソロイシン | 700mg |
ロイシン | 1092mg |
リジン | 614mg |
メチオニン | 276mg |
フェニルアラニン | 526mg |
プロリン | 732mg |
セリン | 594mg |
スレオニン | 570mg |
トリプトファン | 187mg |
チロシン | 492mg |
バリン | 722mg |
書き出してみたら、これだけのものを加えています。
飲みやすさや栄養面をサポートしているようです。
玄米プロテインの成分を三社徹底比較!分かったことをまとめました終わりに
代表的な玄米プロテインの三製品の成分を、比較してみてみました。
脂質、炭水化物(糖質)が少なく、カロリーも低いことがわかりました。
「たんぱく質を補う」目的と、美容面でのサポートもみのがせません。
「玄米プロテイン」は特有の香りと味があるので、飲みやすさ、風味を工夫するための工夫がされています。
コメント